劇場公開日 2022年12月2日

  • 予告編を見る

「青少年向け性教育映画」あのこと シューテツさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0青少年向け性教育映画

2023年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本作も評価が高かったので興味が湧き観に行ったのですが、かなりエグい作品ではありました。恐らく独り身の初老の男が観るべき作品では無かったのかも知れません。
というか、もっと若い世代の人達に観て欲しい作品だと思いました。
本作は1960年代の話で、私からするとついこの前の物語であり、それでこういう法律が成立している先進国の国にあったという事実があり、社会は不公平で理不尽であり、悪法も法なりという事実は子供(十代)知っておくべきだという切実なメッセージを含んだ作品だったと思います。しかし、恐らく世間の思惑は逆行していて、むしろ大人達は子供には見せたがらない作品の様にも感じられます。
全然比較にはならない例えかも知れませんが、バカで幼稚な悪戯の動画をSNSに投稿したニュースなどが氾濫していますが、何が良い悪いの話ではなく、若気の至りというか、ちょっとしたお遊びやミス程度のことでも、思っている以上の大事となり相当の痛い目にあったり、それにより人生にとって大きな痛手となり得るってことを、若者は知っておくべきだと思うので、こういうキッツイ作品こそ十代の青少年達に見せておくべき作品のような気がしましたね。それにより“責任”の意味を少しは学べるかもと期待します。
でも本来学ぶべきバカでクズで幼稚な人間が観てどういう影響を受けるのかは分かりませんが、ショック療法として少しは暴走のブレーキになるかも知れませんしね。

コメントする
シューテツ