「4人のそれぞれ」パワー・オブ・ザ・ドッグ るーさんの映画レビュー(感想・評価)
4人のそれぞれ
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カリスマ的で圧力的な兄のフィルを持つ大人しそうな弟ジョージ。
未亡人ローズも息子ピーター思いの優しい母。
フィルは開拓を教わったブロンコヘリーを崇拝し、弟の妻となったローズへも、まるで仇のようなふるまい。娯楽のバンジョーでさえあんなに意地悪に弾ける。笑
母を圧力から守るため、ピーターが成長してゆくのか、元々の精神の強さなのか。
確かに馬にも乗れなかったピーターが、1人で山を昇り、炭疽菌?で死んでいる動物にも近づいて。
ウサギの解剖をしている時は、大学の夏休みだし研究だろうと思っていたけども、、、次のウサギのシーンでは、顔色ひとつ変えずに。
山々に見える影のことは、最初から気づいていたよーと、さらりと言うピーターに、うっ?と表情が変わるフィル。
葉巻を交換するシーンは、見応えありましたね。
フィルの葬儀を終えて帰ってくる2人に、ホッと微笑む優しい息子ですが、、、
アカデミー助演男優賞が楽しみな役者さんですね。
授賞式はWOWOWかぁ〜、以前のようにNHKBSでも映して欲しいわ、全く。
母ローズ役のキルスティン・ダンストン。決して美人ではないけれど(失礼〜)なんとなく寂寥感の漂う役柄に合ってましたね。「インタビュー・ウィズ・バンパイア」では大人びた子役だったのに。アントワネット役もキュートでした◎
壮大な山々の景色と美しい湖のシーン。大画面で楽しめました。犬の影もね。
そして監督の『ピアノレッスン』ももう一度、観たくなりました◎
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