「カンバーバッチの演技に圧倒!」パワー・オブ・ザ・ドッグ あれっくすさんの映画レビュー(感想・評価)
カンバーバッチの演技に圧倒!
アカデミー賞ノミネート作品と聞いて、ネトフリで観賞。カンバーバッチが1920年代のマッチョなカウボーイを演じているんですが、実はそこには隠された秘密が、、、。
物語はそこを分岐点に大きな展開をみせ、サスペンス要素のある結末へと向かっていきます。
カンバーバッチ演じる兄フィルの高圧的で傲慢な態度からなる男性性、一方で憧れの人に対する女性性(男性性)を見事に演じています。
また、兄とは対照的にひとが良くて優しい弟、フィルにおびえるローズ、フィルを慕うが本心は嫌いな医学生の登場人物達の絡みが、より一層兄フィルの複雑な内面に拍車をかけていきます。
主人公の傲慢さと繊細さを絶妙なさじ加減で演じたカンバーバッチとそれを表出させたカンピオン監督に拍手!
自然や馬の映像も綺麗でした。
ドライブ〜なんちゃらもみましたが、個人的にはこっちがアカデミー賞作品賞受賞かなと思いました。
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