「ブロンコ・ヘンリーの教えって…」パワー・オブ・ザ・ドッグ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ブロンコ・ヘンリーの教えって…
1925年モンタナ州で牧場を経営して25年のバーバンクス兄弟と、弟ジョージと再婚したローズとその息子のいざこざ話。
インテリだけど偏屈で粗暴なカウボーイのフィルと、カウボーイというより経営者な裏方の弟ジョージという兄弟が経営する牧場に、ジョージと結婚した宿屋の未亡人ローズがやって来て巻き起こるストーリー。
牧場のカウボーイ達とローズの宿を訪れた際の
ピーターへの仕打ちに始まり、弟への嫉妬か、本当に蔑んでいるのか、真意はわからないけれど冷たくローズに当たる嫌~な印象のフィル。
ジョージと結婚したローズが牧場にやって来てもそんな態度は続いて行き、そして休暇でローズの息子ピーターがやって来てと展開していくけれど、これは不安定になっていくローズ、どこか危険な臭いのするピーター、変化していくフィルの感情、不穏な関係の変化や成れの果て等々のどれをみるべきなのか。
なんかこの時代設定には珍しい?妖しいものもチラホラみえるし。
つまらなくはないけれど残り30分ぐらいまでドラマとして何をみせたいのか焦点が絞れず、話には入り込めるけれどなぜかいまいちノリきれない。
話がみえてからも明確にはされないので、その行動に至った理由や思いは多分単純で良いのだよね?とはっきりせず…序盤は別として、成り行きから考えたら1番まともな気遣いや考えを持つ理解者だったからメリットがねぇ。
展開は非常に面白かったし、少しは恐ろしさや衝撃もあったけれど、なんかすっきりしなかったかな。
おはようございます。
talismanさんとのやり取りの中で、勝手に登場させてしまいました🙏🏻
昨日は上映直前に月食を見たせいか?
映画の不穏さと不安定さがいい方向に作用してくれました。
あのBHのグラビアはアメリカ版の〝さぶ〟のようでした。