「知る事が全てではない」ある男 @tuna_puniさんの映画レビュー(感想・評価)
知る事が全てではない
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ある男
ファーストカットの絵画
奇妙な絵だ。
鏡に顔を向ければ自分の顔が見えるはず
それなのに鏡の中の自分の顔は見えずに
背を向けている
「まるで自分で自分に向き合っていない」気がするし
「自分の顔が見えない」=私は誰なのか?
「ある男」
優しい再婚した夫は
不慮な事故で死亡する。
その後。夫の名前は偽名で「何者」なのかもわからない
離婚の際にお世話になった弁護士に
夫の正体を依頼する。
絶妙なミステリードラマ。
真相に迫ると
過去のトラウマで生まれ変わるしかなかった
心情が心に迫る
個人的な意見で
「本物の谷口大祐」側の物語も見てみたかった。
WOWOWでドラマ化しないかな。4話ぐらいで。
同じキャストで。
そして最後だ。
彼はバーに飾られた絵が目に入る。
ルネ・マグリット「複製禁止」
映画の公式サイトを開くと
まるでこの絵のようなデザインに
なっている
3人の人間の後ろ姿だけが映し出される。
——あっ「複製禁止」
改めてみるとまさにオマージュと感じた。
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