「過去に引き摺られることとは」ある男 うっかさんの映画レビュー(感想・評価)
過去に引き摺られることとは
邦画のある程度大きめな規模の作品で社会的な問題を提示してくるチャレンジにまずは拍手。
ヘイトスピーチはあるのは知っているけれど、普段の日常ではなかなか接することのない事象でしょう。臭いものには蓋をするのではなく、それを取り上げてエンタメに昇華させるのはとても正解だと感じます。話し合うことにキッカケになるから。作中にある展示会も実際には毎年行われていて、小規模で短期間なのでなかなか万人に触れることが難しいのですが、広く知られてほしいものです。俳優陣もみな素晴らしく、特に安藤サクラさんのスっと落ちる涙は値千金です
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トミーさんのコメント
2022年11月20日
思いがけないタイミングで、相手のヘイトが垣間見えるのが、怖いと思いました。自分が思っていた以上に、出自に拘っているのに気付く所も。弁護士は義父母たちの前ではずっと押し殺して、苦笑していたのでしょうが・・