劇場公開日 2023年3月10日

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「想いが伝わってきた」有り、触れた、未来 hisitaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0想いが伝わってきた

2023年5月8日
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泣ける

幸せ

登場する人たちの関わりや、それらの人たちが抱える生きづらさは自分にも思い当たり、いつの間にか自分事として引き込まれた。

小説を読むように、色々な人がちょっとずつ関わり繋がっていて、それを発見するたびに、隣に座っていた方は声をあげて驚いていた笑。

そのようなつながりにより、「未来はある」としっかり伝わってきた。
10年前を振り返りながらの「未来は今だ」という言葉に、自分も今、未来を生きてるのだとしみじみ感じた…。

父親役の北村有起哉、すごくいい。
言葉がなくてもその表情で、生きることへの絶望や葛藤が伝わってくる。
その娘役・碧山さえとの激しく対峙する場面も心震えた。

手作りの映画で、シネコンはなかなか扱ってもらえないらしく、すごくもったいない。
大林宣彦監督のもと監督業を学んだ山本透監督。素晴らしかった。
染み入る映画をありがとう。

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hisita