「チョコっと甘い」有り、触れた、未来 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
チョコっと甘い
東日本大震災で家族を亡くした一家と、同じ年に交通事故で彼氏を亡くした女性の10年後の話。
震災で妻と長男と父親を亡くし酒に溺れる男と、そんな父親と祖母と暮らし笑顔をなくしたJC、そして中学校の先生と婚約しているかつて交通事故で彼氏を亡くした幼稚園の先生。
その他取り巻く人物が絡み合う、悲しみを背負った人や、その人達と寄り添う人を描いた群像劇。
自分だったら…と登場人物に厳しい感情を抱く部分もあるけれど、頭では理解できても当事者にしか解らない思いや苦しみや悲しみもあるのだろうなと…ばあちゃんにはいちいち気づかされるは泣かされるは。
ラストも、ピースと太鼓のリズムが合っていて心地良いし、とても良い作品だった。
アングラ劇団は狙い過ぎじゃないっすかね。
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2023年3月11日
家族を亡くして笑顔を失った中学生の娘さんの横顔を見て感慨深い思いで見ました。自分の中学の同級生を思い出しました。自転車での帰りに
2人で寄り道して自販機のコーラを飲んだのも懐かしく思います。