劇場公開日 2022年3月4日

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「地味ながら丁寧な描写」ブルーサーマル コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0地味ながら丁寧な描写

2022年3月5日
iPhoneアプリから投稿

テレコムの丁寧な仕事が光る佳作。
単行本5巻もある話を2時間に、しかも連載自体が後半打ち切り気味で詰め込み過ぎた終わり方をした原作だから、ダイジェストっぽくなるのは仕方ない。
主人公・たまきの明るさや、空へ憧れに絞って、ダイジェストならダイジェストなりに要点を外さずに作った印象。
たまきの風をつかまえる勘のよさや空間を立体的にとらえられる才能の描写とか、グライダーの挙動とか、作画や演技で見せていて、好感度は高い。
地味な話なのに画面から目が離せない。

原作にあった主人公が幼少期に父親から虐待されていたことや、一浪してまで努力して東京の大学に進んだことは、全体を明るい作風に持っていく上で、カットしてよかった。
ただ、そのせいでたまきのお姉さんが、ただ妹の明るさに嫉妬しているだけのちっぽけな人に見えちゃったのは残念ではあるが。

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コージィ日本犬