「ピンチの時に現れる「赤い」ヒーロー」ナチス・バスターズ スモーキー石井さんの映画レビュー(感想・評価)
ピンチの時に現れる「赤い」ヒーロー
本作は独ソ戦が繰り広げられ、「ほぼ」ドイツ軍が制圧していた1941年後半のメドゥイニが舞台。
戦争を題材にしているが中身はユーモラスなヒーローものだと私は解釈した。
情勢が情勢なだけにあまり不謹慎なことはいえないが・・・
したがって、
ファシストだとか共産主義だとか
東部戦線だとか大祖国戦争だとか
あまり深く考えずに観られる作品だ。
交渉事が行き詰まると争いに発展するのは世の常だ。
しかし争いに参加せざるおえなくなった時、
ピンチの時に駆けつけてくれるヒーローが表れてくれたらと願ってしまう。
某国に限らず、そうやって願って、祈っている人たちは今もたくさんいる。
今この瞬間誰かしらピンチなのだ。
なお、この作品はロシア製のため
ロシアの子どもたちがこの作品を観て
ぼくもわたしも「赤い亡霊」になって悪い奴をやっつけたいなんてはしゃいでたらゾッとしてしまう。
まあ、情報が統制されていようが、開示されていようが、私には本当のことなどわからないわけで。
情報を鵜呑みにしすぎないことが狡猾に生き残るコツか?
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