「われわれも世界に歩いていこう。」歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡 Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
われわれも世界に歩いていこう。
54年続いた岩波ホールの最後にふさわしい映画である。チャトウィンという作家については知らなかったが、英国からパタゴニアやオーストラリアなど世界を巡りながら書いた人らしい。もともと考古学を学び、ジャーナリストでもあったらしく、その足跡をたどる映画も、どこか人類学的で環境映画のように美しい。
私たちは岩波ホールのおかげで沢山の世界の良い映画を見てきた。これからは私たち自身が世界の良い映画を求めて旅しなければいけない気がした。
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