「押し付けがましくはなかったです」余命10年 SUZさんの映画レビュー(感想・評価)
押し付けがましくはなかったです
ずっと小松菜奈推しなんですが、タイトルを聞いた時に、「あぁ、また『ぼく明日』と同じ路線かぁ」と思ってしまったのも事実。
「悲劇ですよ」「泣かせますよ」「タイトル見ればわかるでしょ」みたいなのは好みではない。結果ロードショーは見損なってしまった。映画館行くのもなんか恥ずかしいしね。DVDでいっかぁ、、、
いやごめんなさい、間違ってました。映画館行くべきでした。
小松菜奈演じる茉莉は感情を発露するような台詞が少なめで、まなざしや口もとなど軽い表情の変化で伝える感情の起伏が素晴らしい。「映画ってこうだろう」と思わせてくれる。
松重さんをはじめ脇を固める役者達も(山田くん以外は)抑制的に演出されており、悲劇を押し付けてはこない。却ってリアルだ。
でもリリーさんまで悲しげな演技をする必要あったかな。いや、雰囲気あったけど、、
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