「前向きに進もうとする人生」余命10年 ムービー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
前向きに進もうとする人生
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前向きに進もうとする10年。
過ぎ去る時間の大切さ。哀感や好奇な目では見られたくない彼女の強さと前向きに進もうとする人生に拍手を送りたい。
病人として扱われることのマイナスではなく普通に扱って欲しい望みと、その現状にあがらう生活。
淡々と彼女の日々を描き、その時々の喜びと不安がとても身近に感じられた。
そして誰しも考えさせられる想いを伝えることの大切さ。
近くて遠い2人の関係性が先の見通せない未来を暗示してるかの様でなんとも儚く虚しい。
その積み重ねにより、後半ビデオカメラに残る情景と共にその時の彼女自身の感情が溢れ出し、病室で映像を削除する姿が自身の存在を消すことに繋がる行いであることに感情を揺さぶられ涙が溢れ出す。
観終わったとき彼女の人生に共感を憶えると共に見守る家族、友人との繋がりの大切さを感じさせられた。
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