「心のひだをみせてくれる丁寧な作品」余命10年 humさんの映画レビュー(感想・評価)
心のひだをみせてくれる丁寧な作品
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撮り溜めた映像をひとつずつみては消す場面。
命の限界を感じた彼女がその間際にただひとつ消せなかったのは、それが愛するかずくんへの永遠のメッセージだったからでしょう。
命は長さではなく、どこでどう生きたか。
何を感じてその時を過ごしたか。
満開の桜が散りゆくときの美しい切なさがまつりの恋とはかない命にシンクロした。
ラストシーンのかずくんに舞った桜吹雪はいたずらっぽく笑うまつりちゃんでしょうね。
小松さんも坂口さんも役そのものの純度で、演じながらきっと辛かったのではないかと思うほど。。。
脇を固めるベテランのみなさんも然り。
音楽もイメージにぴったり忘れられない作品になりそうです。
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humさんのコメント
2022年4月12日
コメントいただきありがとうございます。
はい、まつりは強い意志で行動を選びとりながら整理するように余命を過ごしていましたね。
朝の別れの告白とこのシーンはとても辛かったです。
これからもよろしくお願いいたします。
NOBUさんのコメント
2022年4月12日
今晩は。
”撮り溜めた映像をひとつずつみては消す場面。
命の限界を感じた彼女がその間際にただひとつ消せなかったのは
それが愛するかずくんへの永遠のメッセージだったからでしょう。”
今作、四季を通して描かれた特に桜の花をメインにしたシーンも心に響きましたが、このシーンは特に歔欷を堪えるのが難しかったシーンでしたね。
佳き作品だと思いました。
では、又。これからもどうぞ、宜しくお願いいたします。