「タイトルがハードルを上げている」余命10年 ともちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルがハードルを上げている
クリックして本文を読む
タイトルが「余命10年」とストレートなだけに、大半の方は自分の中でぼんやりとしたストーリーができて映画を観るのではないでしょうか。
私は、映画の中でストーリーが進むにつれて、自分が作った、ぼんやりとしたストーリーが、だんだんとハッキリ見えてくる感じでした。
人を愛する事は、この世で1番素晴らしい事だと思っています。反面、1番苦しいものであるとも思っています。
この映画は、そのどちらも表現されていて個人的に凄く好きな感じでした。ただ、少し物足りないなさもあり、中盤で茉利が和人を好きな気持ちをもっと表現しても良かったのではないでしょうか。
当然、自分は病気なので、和人の前では好きな気持ちを押しころしているのはわかりますが、もっと内に秘めた好きという気持ちを表現できたら、もっと素晴らしい作品になったかもと思ってしまいました。
この映画を見て色々考えさせられました。別れることが本当に良かったのかと。
例えば、80歳ぐらいになって同年代に愛する人ができたらどうだろうか?平均寿命からいうと余命何年だろうか?その時に残りの人生が短いからと言って別れるという選択をするだろうか?とか、普通に付き合っていても2、3年で別れるカップルは沢山いる。当然それまでの感情とかは、苦労とかは全然違うけど、結果だけ見ると数年後に隣にいないという事では同じではないかとか、実際にその状態になってみないと分からない事なんだろうけど。
PS リリーフランキーいいですね!
コメントする