「キャスティングは5億点」笑いのカイブツ トウマ(20代/女)さんの映画レビュー(感想・評価)
キャスティングは5億点
ワルな菅田将暉!いいやつ代表 仲野太賀!そうそうこういうキャスティングが見たいんだよ〜〜!!!そして異才の岡山天音!!!!!
あらすじは
番組,ラジオへの投稿、構成作家…笑いに取り憑かれた男の自叙伝
とにかくキャスティングが良かった!
ワルな菅田将暉が出てきた瞬間 好きなテイストの菅田すぎて映画料金の元が取れたと思った。後半は別の職業として登場するがそれも良かった!
仲野太賀はいいヤツを演じすぎて「いいヤツ」の説得力がとてつもないが、駐車場でフェンス越しに叫びかけるシーンが好き。
元になったモデルが誰なのか知らなかったが漫才を見てオードリーだなと確信した。しかし、決して「だが、情熱はある」のように模写しているわけではなく、作中の“ベーコンズ”というコンビとして漫才を完成させていた。漫才指導が令和ロマンであるので彼らの指導によるものでもあるが、体得した太賀も素晴らしい。
岡山天音はとにかく良かった。6-7割は彼のシーンなので彼の演技を堪能したい人は是非!どの場面も演技が上手い。居酒屋のシーンは自分も泣いた。
内容として、苦しい内容だった。隣りにいてくれる人、手を差し伸べてくれる人、ツチヤ自身が小説にしているので周りの好意には気づいている。それでも馴染めないのは「こういう生き方」しか“できない”んだろうなと感じた。
共感はできないが、こういう人間もいるよな と認識する余裕を持てるようになる作品
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