劇場公開日 2024年1月5日

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「極端な社会性の欠如で非常に共感しにくい主人公」笑いのカイブツ カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0極端な社会性の欠如で非常に共感しにくい主人公

2024年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この小説はツチヤタカユキ氏の私小説であるが、多少の脚色はあるとは思うが目立って美化している部分がないところが良い。

価値観が「己れが面白いと思う事」のみで、それ以外のことへの興味がなく、他人を認める事や折り合いをつけるという事が一切できないもはや障害者レベルの主人公。

それでも奇跡的に救いの手を差し出す人が何人かおり、それによりどのように変わっていくのかを期待してみたが、結局生まれついての性分だからか同じことの繰り返しで何も変わらず。

自分としては彼を認めず排除しようとする側の人間の方に終始共感し続けながら観ていたが、同じ見方をした人の方が多かったのではなかろうか。

主演の岡山天音はもともと表情が乏しく(本人には大変失礼だがw)不気味な雰囲気の役者だが、本作でも大きく表情を変えることなく熱演。

脇に菅田将暉、仲野太賀、松本穂香などの主役級が全力でサポート。

ストーリーや演出はそこそこだが、役者の熱い演技は大変見応えがあった。

カツベン二郎
トミーさんのコメント
2024年4月11日

共感ありがとうございます。
コミュ障を突破する程の才能も無いのに、認めてくれる数少ない人を傷付けてしまう。遠くでネタだけ書いとけと言いたいです。

トミー