キャンディマンのレビュー・感想・評価
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一番怖かったのは・・・
観客席は閑散としていて、当方の他には5列くらい前にいちゃついているカップルがいるだけだった。3人だけの観客。あまり人気のない作品なのかもしれないし、たまたま観客が少なかっただけかもしれない。
冒頭の楽しげな映像とキャンディマンというポップなタイトルが、一瞬にして不穏な空気に変わる演出がいい。最初の現場が一番迫力があった。次が学校の女子トイレの現場だ。恐ろしい殺人鬼も、徐々に見慣れてくればあまり怖くなくなる。ただ、キャンディマンは店の屋号と同じで、代々引き継がれているという伝説が怖い。描かれた絵も迫力満点だ。ホラーが好きな人には快作だと思う。
終映後に階段を降りながら何気なくカップルを振り返ると、男を見上げる女の首が切れて、ぱっくり割れているのが見えた。背筋がゾッとして、思わず立ち止まった。しかしよく見たら、髪の毛の一部が首を巻いているだけだった。女が不思議そうにこちらを見た。なんだか死体に見られているように感じた。それが一番怖かった。
盛り上がりには欠ける
まず、ホラー映画ではない。全く怖くない。
眠くなるホラーってすごくない?まあ、
ホラー映画としての盛り上がりには欠けるが、アメリカの根深い黒人差別への警告的映画としてみたらなかなかのできだと感じた。ただ主人公の役者に狂気じみたものをあまり感じられず、シャイニングのジャックニコルソンのように狂っていってくれたらよかった。笑
そういえばイケてる?(イケてるのかわからんが)高校生たちがキャンディマンと唱えるシーン、アジア人だけ途中で辞退していなくなって、白人だけ殺されるあたり、アジア人は一軍(スクールカーストに象徴される)にはなれず、どこか蚊帳の外てきな扱いを受けていて、かつアジア人自体もこういう差別ごとに他人ごとな意識をもっていることを揶揄しているように受けとりました。確実にありはするのに、アジア人差別って、やっぱりそこまで自分ごとに受け取れないもんなあ。
あとは影絵はなかなかよかったですね。
意識高い系ホラー
【虐げられてきた歴史】
エンドロールが終わってからの、サブタイトルで、この作品の本当の意図は判るようになっています。
最後まで席を立ってはいけませんよ。
ところで、”やめなさい”と言われると、かえってやりたくなる現象を俗に「カリギュラ効果(現象)」と言うらしい。「心理学的リアクタンス」という用語もあるらしいが、正式な心理学用語かは知りません。
団塊の世代の人たちが、人の言うことを聞かない傾向が高いことを指して、皮肉まじりに、「団塊の世代の自我」と表現したのを見たことがありますが、まあ、言い得て妙というか、笑ってしまった。
前置きが長くなりましたが、この作品には、こうした場面がけっこう出てきます。
そして、殺られます……。
分かってると思いますけど……。
さて、物語の背景は、奴隷がオリジンの黒人に対する過酷な差別です。それが、今になっても続いているということを、このホラーの物語にしたのです。
でも、やっぱり、血が流れるのは苦手です。
そして、ユニバーサルのイントロムービーのロゴや文字は、鏡に映した反転した、所謂、鏡文字になっています。ハッピーデスデーの、ループ・イントロムービーを思い出しました。
ところで、レビューの初めに、エンドロールの終わりについて、最後にイントロムービーについて書いたのは、反転させてみたつもりです。
お分かりいただけましたか?
ダメですよ。5回唱えちゃ!
期待ハズレ
この映画のジャンルって何?
予告は面白そうですし、洋画ホラーということでそこそこ期待して鑑賞。アメリカでは初登場1位だったし。
は?何これ?なんなのこれ?
何が面白いのか1ミリも分からない。
すごく苦痛な90分間でした。
鏡に向かって5回その名を唱えると、右手が鋭利な鉤爪になった殺人鬼に首を斬られるという都市伝説が広がるシカゴの公営住宅で起きる、不可解な事件の連続。そこに浮上したのは「キャンディマン」だった。
オープニングはかなりいい感じ。
ロゴは全て鏡に映し出されたように逆になり、不気味な音楽で不安を煽る。今からなにか始まるんだという不穏な雰囲気。今思えば、この時が1番面白かった。
その後はもうC級映画レベルの内容。
ありがちな導入、ありがちな主人公。この時点でまずいなとは思いつつも、ホラー的要素はまだ無かったのでこれからに期待していた。最悪な時間の幕開けです笑
ホラー映画なのに、肝心な残虐シーンや驚かせるシーンを映さずに声だけの演出。来るぞ来るぞと最大限まで観客を引き込もうとするのに、一気に突き放して何がしたいの?と思った。ホラー映画じゃないなら何この映画は?
その後も、キャラクターに魅力はゼロだし面白さも皆無だし、滅多にしないけど苦痛で思わずあと何分で終わるかとスマホで確認してしまった。この後に見た最後の決闘裁判は150分を超える長尺なのに、本作の方が長く感じた。
何を楽しみにこの映画を見ればいいの?
ホラーの要素がカットされて、私は今から何を期待して見ればいいのかさっぱり。映画として成り立っておらず、理解不能な展開ばかりで後味も悪い。んー、どうしてこうなったんだろう。
ここまで酷い洋画は久々です笑
絶対もっと上手くできたのにな。
タイトルなし(ネタバレ)
観終わったら蜂と鏡が怖くなっちゃった(個人的ですが)…というホラー味を持ちつつ、差別者達の集団心理が1番怖いというリアルさは流石だと思いました。最後の影絵は観ていてとても悲しくなり、余韻の持たせ方も良かったです。
女子トイレで無事だった子のリュックにバッドブレインズのパッチを発見。
カミソリ入れるの難しそう
シカゴのカブリーニ・グリーン周辺で噂されるキャンディマンと呼ばれる片腕鉤爪殺人鬼の都市伝説の話。
1977年のカブリーニ・グリーンの集合住宅地での出来事から始まり、あれ?キャンディマン×5
は?&画面にみえるところでやってくるおくれ~!
そして程なく2019年の物語になり、越して来た画家の男が都市伝説を聞き調べ始めていくけれど、いや~いきなり胸クソ悪い、サスペンスフルだし、この感じ良いね!
鏡に向かってこ5回詠唱するととか、もちろんオカルトではあるけれど、起源の話とか儀式の話とかはなかなか。
ただ、最後はそうじゃない感じがしたし、そういう設定だと話しが変わってしまうんじゃ?と、ちょっと腹に落ちなかった。
1992年版もこんな内容なのかしらん。
けっこうよかった
美術の世界とホラー、黒人差別が嚙み合っており、美術のいやったらしい側面が感情を掻き立てる。もっと嫌な人物が現れて惨殺されてほしいほどだ。
主人公の右手がどんどん悪化しているのになかなか医者に行かない。行ってもさっぱり治療しないし、アメリカの医療制度のせいで料金がバカ高いからなのだろうか、しかしそんな描写はない。そもそも裕福そうな連中だ。
けっこう面白かったのだけど、応援したくなる登場人物がいない。
キャンディマンが鏡の中しか見えなくて、ガラスにうっすら映った感じもかっこいい。
映写機の光量のせいか画面がやたらと暗かった。
今の時代ならではだなぁと。
気持ち悪いだけ
シカゴの公営住宅カブリーニ=グリーン地区には、鏡に向かって5回キャンディマンと言うと、右手がかぎ爪になった殺人鬼が現れ体を切り裂かれる、という都市伝説があった。恋人とともにコンドミニアムに引っ越してきたアーティストのアンソニーは、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探っていた。やがて公営住宅の元住人だという老人から都市伝説の悲惨な物語を聞かされた。さてどうなる、という話。
多少怖いけど、あまり奥深さを感じない作品。
ハチがキーになってるが、説明が無いし、ただ気持ち悪いだけだった。
黒人と白人の問題を取り上げてる様な気もしたけど。
今週公開の作品では比較的短いのに長く感じたのはつまらなかったという事なのかも。
う〜ん、どっちにもオチてない
宣伝されてるようなホラーじゃないよね。。
実は5回名前を呼ぶと現れる、っていう仕掛けを面白い映画にするのはとても難しいのではないかと思う。『エルム街の悪夢』や『クワイエットプレイス』とかと違って「呼ばなきゃいいじゃん」なので。
そんな中で、実はオリジナルは観てないのだけど、おそらく脚本にジョーダンピールの名前があるらしいので観たのだけど、やはり監督とストーリー提供じゃ違うな。とはいえ、ジャンルホラーである『キャンディマン』を黒人のドラマにする、そして装置として忌まわしい過去のある団地、そして今となってはグロテスクな時代的背景が見えてきて、という背景はワクワクする。けどそこ止まりだった。割と前半から怖くない。それはホラーでないから。ホラー(都市伝説)が生まれる背景を作ってみました、というドラマで、そうとなればホラー部分が邪魔。ということで、両方成り立たず、な感じ。
ジョーダンピールの監督作品は、ここのジャンル横断をうまくやるのだけど、やはりそれは職人芸なのだな、と思った。絶頂期のシャマランとジョーダンピールはそういうことができる人。
BLMし過ぎだす。
よく分からないラストの展開。
これは。
何と言えば良いのやら。
兎に角、差別と虐殺に対する復讐劇だ、ってのは分かった。
シリーズ化しても見に行く事は無い。
と思いました。
#彼の名を唱えろ
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