「【ネタバレですね】結局は黒人差別の怨念な訳ね。オープニングとエンディングのデザインが秀逸。」キャンディマン 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
【ネタバレですね】結局は黒人差別の怨念な訳ね。オープニングとエンディングのデザインが秀逸。
いきなり冒頭のユニバーサル、MGMのロゴが反転して、鏡を象徴する。キャンディマンの歌声もロゴの時点から被さる。
最初の黒人少年の1977年のエピソードから、スタイリッシュなオープニングテーマで始まり、エンディングも影絵の手法で魅せてくれる。最初と最後がスタイリッシュなのは好感持てる。「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」スピルバーグ思い出した。ただ土曜のレイト・ショーで客8人だけは寂しいねぇ。
キャンディマンの怖さよりも、実際に似たような史実があったであろう、1800年代の、理不尽な黒人へのリンチ制裁。酷い差別だ。
その後の黒人の受難が想起されてイタイ痛い。いたい。
地縛霊のような、土着の都市伝説。興味を持った黒人アーティストは、実は出生の秘密を抱え、キャンディマンに取り憑かれていく。宿命のようなモノだ。
挿入される壊れた白人大学院生の話から、どんどんその鍵手で人をあやめて行くキャンディマンの呪縛に囚われて行く。一見想像の産物かと思わせるが、実際に鏡に向かって「呪文」を唱えた人間、大量にヤられているので、リアルな恐怖ということだろう。
最後には蜂に刺された傷が、どんどん膿んで行く主人公画家ににキャンディマンが憑依し、最後は警官に憑依したのか?もう大混乱。なんで黒人の怨念が黒人を襲うのだろう?意味ワカンネ?
初めから、ホラーで、怪物のために大量の血が流れるのが前提で皆観客は観ているので、予定調和であんまり怖くない。何だか、迫ってくる恐怖というか切迫した恐怖、暗闇から不気味に現れる恐怖、そういったものがイマイチ感じられない。
それとアメリカは大学図書館、一般人も極秘資料借りられるの??なんか大雑把なアメリカらしくはあるけども、なんか変?最終的にはあんまり「怖いもの見たさ」充足できなかったよ。
悪名高い、シカゴを舞台に導入から期待感を抱かせただけに残念。それに最後の警官襲ったキャンディマン、一体誰??取り憑かれていた画家アーティストではないし・・・それと人種差別の意図ではなくて、黒人俳優、特に女性、区別つかねぇよ!恋人かと思ったら母親だし・・・あと家だか高級マンションだか場所がイマイチわかんねぇよ。
昔は何故か、映画館、先着順でしたね。基本、単館ですから、入れ替えもなく、素朴な時代でした。まあコンピュータシステム化されてませんから、映画のチケットは文字どおり半分ちぎられる「半券」でした。今ちぎってくれないですからねぇ。返信ありがとうございます😊
美紅さん、イイね、コメントありがとうございます。😊😊良いですねぇ。1人よりは、一人でも他の客いると「この人について行きます。だから途中退席しないでね。」と心細く思いますねぇ。最後のレイトショーなら尚更。・・・しかし、昔と違って映画の準新作は配信で見れますし、レンタルの店行く必要も無く、ゲーム関係も進化して、テレビもBS、CS豊富になって、昭和時代とは違い、映画館の平日は客殆どいなくて受難ですねぇ映画館の興行は。・・私のあまり良く知らない昔、昭和30年代40年代50年代はじめくらいは都会といえば「オールナイト営業、席指定無し」の映画館当たり前でしたでしょうから・・エンディングの切り絵は良いですね。センスを感じました。