「映画より連続ドラマの方が向いてる」ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー Lymanさんの映画レビュー(感想・評価)
映画より連続ドラマの方が向いてる
邦題通り、ホラー雑誌の記者が泥酔して目を覚ましたら、そこは殺人鬼の集いの真っ只中!さぁどうしよう、みたいな映画。
中だるみタイムこそありますが、コメディテイストながらしっかりグロも兼ね添える、王道路線のホラーコメディです
全体としては決して悪くないものの、設定は全く活かされていない様に思えました。
原題でも「Vicious Fun」と銘打っているのだから、主人公にはもっとオタク知識を駆使して立ち回って欲しかったなぁと。
殺人鬼達との直接対決でもその知識は全く活きないし、殺人鬼の種類を揃えた割に、彼らに纏わるあるあるやうん蓄みたいな小ネタも皆無。
プロット自体は面白いだけに、そこが残念というか、個人的に期待外れでした(☆-2.5)。
どうも監督はオタクで話を広げたいわけではなく、有能×助手のバディドラマを描きたかったのでしょうか。
だとしたら今作はその馴れ初めエピソードですね。実際終盤の方は微笑ましく見れましたし、続編があればぜひ観たいです。
もっとも、オタク君の設定や関係値の練り直しは必須でしょうが…
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