「その昔、ユネスコ村という所があってだな…。」翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて MARさんの映画レビュー(感想・評価)
その昔、ユネスコ村という所があってだな…。
埼玉に海を作るため、美しい砂を求め和歌山の白浜へ。しかし辿り着いたその先、関西は関西で幅を利かせる大国が滋賀その他を迫害しており…といった物語。
人気コメディ作品の第2弾ですね。
今度は大阪が全国植民地化を企み、周りの田舎県人を虐げ、それに抗う滋賀達といった構図。
コメディではありますが、個人的には笑えるというよりも、ツッコミ所はありつつうまく作られた作品といった感じで、中々にアツくさせられた。
綱引き大会での分断もそうだし、自らの都合の良いように振る舞う大阪と苦しめられる周りの県はまさに現実世界の大国と小国のようですね。
手を取り合うにも、小国達にもそれぞれの事情があるわけで…。でも無償の想いで協力してくれる埼玉のような国は現実世界ではいないでしょうけど。。強いて言えば、バラマキの日本…?
さておき、その他にもちょっとしたモノが思わぬ伏線になっていたり、大国に挑むべく打って出た切り札にもゾクッとさせられたし、命を救えて本望…うまいことを。
タワーのくだりも良かったし、横の繋がりにもハッとさせられたし、笑いどころというよりは前のめりになって見せられた良作でした。
でも、自由化を助けているとは言え、埼玉も目指す所は全国埼玉化計画ですから、実は似たようなものかもしれませんがw
そう言えば昔、埼玉でワタクシが好きだったユネスコ村大恐竜探検館という場所があったのですが、そこにもタワーがあったような…。
まだ残ってたなら採用されていたかな(笑)
そしてオチは無理矢理すぎんかw
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