劇場公開日 2021年10月8日

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「もう少しわかりやすいものを求めてはダメですか?」PITY ある不幸な男 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0もう少しわかりやすいものを求めてはダメですか?

2021年10月8日
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鑑賞方法:映画館

代理ミュンヒハウゼン症候群とは、自分に周囲の関心を引き寄せ、自らの精神的満足を得ようと障害行為におよぶ精神疾患。たまに映画やドラマ、世界の事件簿みたいな形で取り上げられることも増えきたので私も知るところとなった。
本作の主人公は、妻が事故にあって昏睡状態という設定。そりゃ周りは同情するし、彼を励まそうともする。でも奇跡的に妻が意識を取り戻し健康体に戻っていく。でも、それは彼にとってハッピーな流れではなかったというお話。まさに代理ミュンヒハウゼン症候群のお話だ。
そこから主人公の男がどのように狂っていくのかがこの映画の肝のはずなのになんだかボヤッとした描写。大きめの音楽がグワァーン!って鳴るのがその象徴的なシーン?わかりづらいのよ。
主人公家族の名前が全然出てこない(覚えていない)。覚えてるのはクッキーという犬の名前だけ。ラストシーンも含めて、そこらへんに何かしらの意図があったのかもしれないがまったく伝わってこなかった。色々と面白いシーンもあっただけにもったいない。

kenshuchu