「映像で残す大切さを知る」いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
映像で残す大切さを知る
第二次世界大戦の戦時中、日本は欧米の植民地を解放すると言ってアジア各地を占領していたが、記録映画編集者の伊勢長之助(1912~73)は、インドネシアに渡り、大東亜共栄圏という名目でプロパガンダ映画を作っていた。長之助の長男の伊勢真一監督は、父がどう思って国策映画を作っていたのかを知るため、30年ほど前から取材をはじめ、父の足跡と父たちが作ったフィルムの行方を追っていた。やがて、真一の長男の伊勢朋矢、長女で俳優の伊勢佳世も加わり、父から子へそして孫へと伝えられていくというドキュメンタリー作品。
昔のことを知る、映像を見る事で知るという事は大切なことだとあらためて思った。
オランダからの植民地解放のために日本がしたことは多少評価される事も有るだろうし、マラリア撲滅など良い事もしてるのがわかった。ただし、日本兵が現地で若い娘を強姦していた、などやはり良くない事も多かったんだと思う。
良い事も悪い事も知り、そして前に進んでいくことが大切だとつくづく思う。
多くの人に観てもらいたい作品です。
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