「9人もいる!」映画 おそ松さん 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
9人もいる!
2022年映画館鑑賞18作品目
5月9日(月)イオンシネマ石巻
1100円
原作は言わずと知れた赤塚不二夫
原作もアニメもほぼみんな観た
大人になった六つ子を中心にしたドタバタアニメの実写映画
監督は
『ハンサム★スーツ』『ヒロイン失格』『トリガール!』『あさひなぐ』『前田建設ファンタジー営業部』『映像研には手を出すな!』『東京リベンジャーズ』の英勉
脚本は劇団『シベリア少女鉄道』代表・土屋亮一(映画の脚本は初挑戦)
大富豪の老夫婦がむかし亡くした息子と六つごがそっくりということで養子縁組の話が持ち上がり六つ子の中からたった1人選ぶことになった
理想の養子を目指して俄然張り切るおそ松カラ松チョロ松一松十四松トド松
ところが六つごの努力はあらぬ方向へがきデカなような異次元の世界に突入してしまう
そんな話
自分は『おそ松さん』も『スノーマン』も好きでも嫌いでもない
六つ子の個性の細かい設定に五月蝿いほどのめり込んではいないし『おそ松さん』の醍醐味はそこじゃないと思っている
『スノーマン』というジャニーズのアイドルグループの存在は知っているがメンバーの顔も名前もよく知らない
まだまだSMAPやTOKIOやKinKi Kidsや嵐やV6のような愛着はない
六つ子の役をスノーマンが演じるというのでてっきり6人グループだと思っていたくらいだ
残り3人はというと物語終わらせ師というオリジナルキャラ
いろいろな設定の詰め込みが次から次へとぎゅうぎゅう詰めでちょっと頭が痛くなる
だからといって眠くはならない
つまらないというレビューを読むよりよっぽど面白い
なんとかの一つ覚えの如く実写映画といえばコスプレと称する連中にも飽きたわ
実写版はアニメの不条理さをうまく再現している
言い訳もギャグの一つ
アニメと多少違う点は許容範囲
アニメオタクとはとことん好みが合わない
故に彼らのレビューは毎回のことながら全く参考にならない
実写映画を徹底的に批判し韓国映画をなんでもかんでも賞賛しておけば映画通になれる風潮に反吐が出る
六つ子以外ではチビ太を演じた桜田ひよりが秀逸
彼女を観るために映画館に足を運んだようなものだ
彼女の目力はやばい
ちなみにデカパンとダヨーンは登場してこない
1度では消化不良なので2度3度観た方が良い
そのほうが面白さが増すだろう
評価高めの人はDVD購入を薦めたい
長男松野おそ松に向井康二
次男松野カラ松に岩本照
三男松野チョロ松に目黒蓮
四男松野一松にら深澤辰哉
五男松野十四松に佐久間大介
末っ子松野トド松にラウール
トト子に髙橋ひかる
イヤミに前川泰之
チビ太に桜田ひより
物語終らせ師のエンドに渡辺翔太
物語終らせ師のクローズに阿部亮平
物語終らせ師のピリオドに宮舘涼太
六つ子の母ちゃんに濱田マリ
六つ子の父ちゃんに光石研
ヒロイン・ハルに八木莉可子
犯罪組織リーダーに厚切りジェイソン
先輩ポストに忍成修吾
ハタ坊に加藤諒
老夫婦の実の息子に栗原類
老夫婦の娘に井頭愛海
老紳士に榎木孝明
老紳士の妻に南果歩