劇場公開日 2022年3月25日

「実写化に見る高度な遊び、演出と脚本の妙に唸る」映画 おそ松さん たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5実写化に見る高度な遊び、演出と脚本の妙に唸る

2022年4月30日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

おいおいおい…正気かよ…と思ったら、正気じゃないことをえげつない計算でやってたわ。脚本は良く数学に例えられるが、このカオスをまとめて調理する離れ業をしてくるとは…。楽しかった。

まあ元々実写化するとなにかと言われるし仕方ない…じゃあ舞台もあるし『おそ松さん』やっちゃうか!みたいなノリでもなさそう。しかもあのジャニーズが前のめり。実写化には定評のある英勉監督と土屋亮一脚本のコンビ。割と作り込みが出来ている人たちだからこその安定感が今作でも出ている。ハードルを下げていたとはいえ、結構楽しく観れるもんだな…。笑

なんといっても「実写か…」に尽きる。悶々と感じていたことをあらゆるベクトルで混ぜ合わせたコメディに、時折の寒さと怒涛の伏線回収に見舞われる。と言いつつ、Snowmanが好きで観た人にも納得の出来なんじゃないかと思う。コメディ一辺倒で行くのかと思いきや、ラブにアクション、『賭ケ○ルイ』までやりたい放題。それを許してしまうのも原作から流れるニートイズムだろうし、批判することすら馬鹿げてくる。そういうベクトルにいる。

Snowmanももちろん良い。最初は終わらせ師ははじかれた人たちの扱いかと思っていたけど、ちゃんと見せ場を作っているし、それがハチャメチャに拍車をかけている。知らなかったのだが、八木莉可子さんが出てくるとは。一層良い女優さんに見えた。また、髙橋ひかるさんもヒロイン像にバラエティの味を上手く入れたどころだったし、何より桜田ひよりさん…笑。研音良くOKしたな。笑

一見すると、ありえない角度から来るので拒絶したくなるが、脚本と演出の妙に感心せざるを得ない。そして何よりこれを実写化させた意義を感じる。想像以上に強いパンチを食らった。

たいよーさん。