「物語に引き込む脚本の巧さと俳優たち」スティルウォーター あささんの映画レビュー(感想・評価)
物語に引き込む脚本の巧さと俳優たち
見るタイミングが合わずやっと見れた作品。評価が高いのも納得です。
娘の事実を信じてやまない父親の気持ち、娘の無実を証明するために奔走する姿や気持ちには同じ子を持つ親としてとして痛いほど理解ができる。
娘を落胆させたくなくて弁護士の先生が承諾してくれたと嘘つくところも優しさ。
酒を断つ前は実の娘に対して親らしいことをしてやれなかった後悔もあるのだろう。マルセイユで出会った親子、その娘のマヤを通して自身の後悔を打ち消していたのかもしれない。
親子との別れのシーンには胸が痛む。
ラストは消化不良なところはあるものの、物語としてグングン引き込まれ、あっという間の130分だった。
質の良い良作です!
あたくしには、残念ながら(不本意ながら)娘はいないのですが、こんなことになるぐらいなら娘がいない方がいいなと思いました。マルセイユに戻ってあの親子と暮らせたら、そりゃ楽しいでしょう。しかし、不器用で真面目なビルは逃げ出した自分を責めて、また飲んじゃうんでしょうね。
今晩は。いつもありがとうございます。
今作、余りメディアにも取り上げられませんでしたが、個人的には(そして、娘を持つ身には)響いた映画でしたね。
先日鑑賞した「ブラックボックス」もとても、面白かったのですがあっと言う間に上映館が少なくなり・・。
仕方がないのかなあ・・。では、又。返信不要です。
いまは、男性だろうが女性だろうが、仕事でキャリアを積み、その仕事におけるプロ度を高めたい時期と子どもの幼少期や思春期が重なることが増えました。
子どもと向き合う時間も仕事に活かせるはずだ、と企業の側から発想し、ブランク後にキャリアを積む機会を保証する。
そういう企業が増えれば、株式投資にお金を回す人も増えるのに、なんて思ったりするのです。〝親らしいことをしてやれなかった後悔〟をする人が少しは減るんじゃないか、なんてのは甘っちょろい考えなのかなぁ😆