劇場公開日 2022年1月14日

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「得たものと失ったもの」スティルウォーター 赤足さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5得たものと失ったもの

2022年1月23日
iPhoneアプリから投稿

異国の地で投獄された娘の無実を証明する為に奮闘する父親を描いた作品。

現地の言葉も喋れず、ましてや仕事もなく底沼状態。ホテルで知り合った少々マヤと母親と知り合い交流や関係を深めながら、娘に面会に行く日々と犯人を追う父親の心情や不器用で泥臭い、地味で典型的な米国人オヤジをマット・デイモンが本当に上手いこと演じてて、素晴らしかった。

上映時間は少し長めながらも、人間ドラマや家族への愛!を丁寧に描いており。特に少女マヤと無表情のマット・デイモンとの英語と仏語でコミニュケーションシーンは癒されるものの

ラストの衝撃と余韻は凄かった。折角、得た幸せと引き換えの代償!然し、母の愛は無償というが父親でも愛する娘には無償なのだと感じさせ、失った。夢のひと時を1人背負うマット・デイモン親父の哀愁漂う姿はただただ素晴らしく、見終わったあと、暫し余韻に浸ってしまった。

赤足