「子役があざとくて何が悪いの?」スティルウォーター わたろーさんの映画レビュー(感想・評価)
子役があざとくて何が悪いの?
無実の罪で服役中の娘を助けるために奔走する父の話。マット・デイモンがもう無茶苦茶良くて。歩いている後ろ姿はどこか頼れるしどこか頼れない感じ。構図の作り方を含めて、いわゆる普通の男を大スターが演じているという素晴らしさ。服は全部イオンで揃えてますね。
娘役の子も実に雰囲気が良くて、無実を訴えてるんだけど第三者として見ると果たしてどうなんだ…という危ういラインを攻めた演技をしていたと思います。
そして、ネタバレにも関わるので深くは言いにくいのですが、子役が可愛いのなんの。サッカーを見に行くシーン、マット・デイモンと見つめ合い何かを約束するシーン、彼女が出ると映像の瑞々しさが増していました。
子役と主人公がとある事情で別れるシーン。タブレットに映っているのが思い出が詰まった車の動画というのも素晴らしい。その選択をせざるを得なかったマット・デイモンの表情も必見です。
マルセイユでは酒井宏樹なこんなに愛されてたんだと思いました。確かに屈強な男ですよね。
中盤少しウトウトしてしまったのですが、ストーリーにメリハリも効いていていい作品でした。
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