マスター 先生が来る!のレビュー・感想・評価
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タラパティ・ヴィジャイの洗礼をうける
こんなにキュートでかっこいい先生いないよ〜〜!
ヴィジャイ作品初めてで、一撃でノックアウトされました。
帰宅してからずっとダンスシーンの動画を見ています。
インドらしさと現代のリズムをミックスした音楽が最高ですね。
暴力シーンが苦手なのでこの手の作品はまず見ないのですが、見てよかったです。(でもバワー二の殺戮シーンは無理でした)
ラストで刑務所にマスターが来る!ところがめちゃくちゃかっこよかったです。
ハッピーエンドと言うには
人が死にすぎた。
チャールが騙して先生に成らせたのにめっちゃ責めるじゃん!混乱していたのも分かるけれど、そこはちょっと私が悪かった的なことを言ってほしかったな〜ということをチャールに対してずっと引きずっている。マスターもチャールに何も説明せずに入れ墨関連で危ない目に合わせたのでチャラなのかもしれない。
暴力はすべてを解決するぜ〜って感じで行く割に暴力のツケはちゃんと払わされる。なので自分の罪は自分で償うんだよ、というエンディングは筋は通っている。一方で、死んでしまった命は戻らないので、悲しみと心のしこりはとれない。昼間の生徒会長が死んでしまったのが本当に悲しい。眼の前で人が死んだ生徒たちにとっては絶対にトラウマである。
主人公は高潔で清純な導師としての先生ではなく、熱くて泥臭い人間らしいマスターだ。人間として腐敗した制度に挑むことの限界と、腐ってしまった制度と人への悲しみと、無為に死んだ者たちへの弔いを感じた。
こんなに暗い話なのに暗すぎないのは曲と踊りが可愛くてリズミカルなこと、暴力が見ていて気持ちいいことが挙げられるかもしれない。特に全部捨てよう〜みたいな歌はめっちゃ笑ってしまった。でも展開は普通に辛かった。
オールドタイプ
長かった。
そして、あまり面白くもなかった。
思い返すに案外シリアスな内容なのだけれど、あまり頭に入ってこない。なんか昔のカンフー映画の雰囲気を感じてた。
一応、今まで観てきたインド映画のテンプレではあるのだけれど、制作した場所の違いなのだろうか?何故だか奥地とか僻地で制作されたような匂いがする。
なんて言うのだろう。
原初というか、初期というか…エッセンスとしては盛り込まれているのだけれど洗練されてはない感じ。
冒頭に悪役のコッテリとしたエピソードが語られる。数年間に及ぶエピソードなものだから顔も体型もちょくちょく変わる。なので主役が登場した時に、色々経て「先生」になったんだなと。
先ずはそこで混乱する。
以前から予感はあったのだけど…インド人の顔の区別がつかない。系統が似過ぎているというか…俺には無理ゲーだ。
何故か、主人公と悪役が同じような仕草をするので、なんの意味があるのだろうと首を傾げる。
主人公の最初な踊りパートが長くて長くて…さすがに意味がわからん。お国柄といえばそれまでなのだけど、内需に特化した作品にも思う。
今作は歌詞がナレーションのようでもあり…押し付けがましいというか、しつこいというか。
濃いのは濃いのだけれど、コッテリというか…トンコツラーメンは好きだけど、本場の現地のトンコツラーメンは、ちょっと食べれない。
そんな心境とよく似てる。
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