「日本なら南北朝時代‥」最後の決闘裁判 Chuck Finleyさんの映画レビュー(感想・評価)
日本なら南北朝時代‥
この頃の中世西洋の風俗や雰囲気がよく伝わってくる物語でした。彼らも我が国の戦争・政治プレイヤーたちと同じく「戦になったら絶対殺すマン・そこで死んだらしゃーないが、不名誉でカッコ悪いのはイヤ」「家とは領土と名跡」だったのですね、勉強になりました。
その一方で話の進め方がまるで現代の「客観・多角的犯罪捜査」映像みたいだったので、対比的にとても新鮮でした。
話の内容の味やその深淵性・芸術性については、それらを含めて観た観客それぞれでかなり差がありそうです。私的には、その部分正直↑の総合評点4.0程ではありませんでした。描写手法上どうしても物語世界に没入しにくく、まるで第三者意見を求められて捜査資料を見せられている他所の刑事みたいな気分になってしまいました。リドリー・スコット監督はその辺観客がどう観る(べき)と思ったのか聞いてみたい気分。
コメントする