劇場公開日 2021年10月15日

「今でも日本人ができないこと」最後の決闘裁判 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0今でも日本人ができないこと

2021年10月20日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

難しい

洋画を1日4本見るという私的には大偉業を果たした日曜日。あれから2日経ってようやく最後の映画のレビューを書きます。日に日にレビューを書くのに時間がかかっているな...。毎日何本も映画を見てはその日にレビューを書くレビュアーさんには、ほんと頭が上がりません。語彙力を分けて欲しいです。。。
ということで、この日最後に見た映画は「最後の決闘裁判」です。劇場で予告を見ているうちに面白そうだなと思うようになり、「DUNE 砂の惑星」を先に見ようか迷いましたが、こっちを先に鑑賞することに。期待値はそこそこ高め。最後に最高映画となるかな。

これは面白いじゃん!!!
物凄いクオリティと迫力。映画館での鑑賞が好ましく、圧倒的スケールに魅了された。これぞ映画だ!

百年戦争さなかのフランス。
騎士カルージュ(マット・デイモン)の妻・マルグリット(ジョディ・カマー)が夫の旧友であるル・グリ(アダム・ドライバー)に暴行を受けたと告げるが、ル・グリは無罪を主張。やがて、カルージュとル・グリは決闘裁判を行うこととなった。

なんと言っても大迫力で圧倒的なスケール。
そこには完全に完璧に中世の世界が広がっており、これは本当に映画の世界なのかと疑いたくなるほど、リアリティ溢れた素晴らしいセットだった。今の映画技術はここまで凄いのか。タイムスリップとかのレベルではない。もう、あるのだ。これを映画館で見ずに何を見る。是非ともこの世界観を映画館で楽しんで欲しい。

圧倒的なスケールということで、やはり本作の見どころは臨場感溢れる戦闘シーン。
素晴らしい描写と完璧なカメラワーク。たまらなく興奮するし、たまらなく楽しい。この映画を見て思った。500年かけても邦画は洋画に勝てないと。IMAXあったのかな、あったのならそれで見たかった。ちょっと後悔。

そして緻密なストーリー構成。
正直、それいるか?必要か?と感じざるを得ないシーンや無駄に小難しい要素はあったものの、あっという間に153分は過ぎてかなり没頭できた。第〇章みたいにエピソードごとに分けるのは、現実に引き戻された感じがしてあまり好きな手法では無いのだが、今作はそれが見事に覆りエピソードごとにあらわになる「新たな一面」が、興味を引き立て全く飽きずにすごく楽しめた。

流石な役者陣。
マット・デイモンの中世ヨーロッパという時点で面白いが確定したような気がしていたが、やはり予想は的中。最高級のセットと構成に呑まれることなく、演技力を発揮させこの世界により一層深みを持たせる。3人共々、言葉に出ないほど最高の演技だった。

まぁ、飽きることはなく楽しめたのでいいかなとも思ったが、ここまで長くある必要は無い。
人によっては全くハマらない映画だろうし、万人受けはしない。予告とはイメージがかけ離れているし、このくらい長くするのならもうちょっとストーリーが欲しかった。長かった割には...という感じ。

という文を書いて投稿したと思いきや出来ておらず、1からの書き直し。映画.comさんよ、一時保存の機能そろそろ付けてくださいよ。アプリが落ちて書き直しって結構ショックなんですよ。

サプライズ