「嘘はいかんなぁ…嘘は」ディア・エヴァン・ハンセン きのこさんの映画レビュー(感想・評価)
嘘はいかんなぁ…嘘は
始まりはコナーの母親を慰める事から始まった
最初は小さな嘘だったのに求められる声に従った結果…
自分の思惑を離れ話が大きくなっていく様子が恐ろしい
この辺りはSNSの功罪についても描かれているのだろう
思わずトイレに駆け込む気持ちもわからなくもない
コナーの両親を慰めたかった
ゾーイに少し良いところを見せたかった
それだけだったのにね
だけど『親友だ』と嘘をついたことよりも
故人の人格を勝手に作り語った事の罪がより大きい
悪気がなかったとしてもだ
途中幸せそうなエヴァンが見ていられなくて
何度か席を立とうと思った
エヴァンは悪いことをしちゃったんだけど
可哀想な奴で悪い子じゃないのがわかってるから
皆1人じゃないようでも孤独であり
孤独のようでも実は1人じゃなかったりする
『あぁ…苦しいなぁ』と感じる映画は久しぶりでした
余計な一言
アメリカでは心療内科やセラピーに通って薬のむのが当たり前!むしろ飲んでないと『ストレス(責任)のない仕事してんのね』と思われると聞いた事がある
大袈裟に言っとるわと思っていたけど…
高校生が当たり前のように抗鬱薬飲んでるなんて
アメリカ異常だよ!!
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