「深い苦しみと悲しみの先に。」ディア・エヴァン・ハンセン TOMOさんの映画レビュー(感想・評価)
深い苦しみと悲しみの先に。
嘘をつくのはもちろん良くないこと。
誰でもそれはわかっていること。
でも、高校生のエヴァンの深い苦しみと悲しみやその時の心は、その時の本人でないとわからないこと。
だからこそ、エヴァンの嘘に誰も気が付かなかった。
嘘に気づかれないことすらも、どれだけ孤独だったのかが際立ち、更に悲しみが増す。最後に少し成長したエヴァンが見えたところが救いだった。
この作品はエヴァンやコナー達を通して、その家族や周りの人たちに、深い理解を求めるメッセージが強く込められている。
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