「タイトルなし」ディア・エヴァン・ハンセン またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
クリックして本文を読む
今風の複雑な社会的課題をテーマにしつつ、今風のウェルメイドなアメリカンミュージカルにまとまった娯楽作品。星は2.5個で、アラナの存在に0.5個オマケ。
臆病なエヴァンがその場を簡単に収める方便でついた嘘。その後の前半は半ばサクセスストーリー的展開の中で、かなり早い段階からいつか来るに違いないネタバレが、いつどういう形で来るのかという形でドキドキとさせられる。そんな中なのに、動画がバズるところやアラナの信頼を得ていくところでは、物凄く簡単な形で泣けてきた。ただそんな中でも、嘘を誠としてよしよしとなることはありえない。案の定バレるのではあるが、それまでのエヴァンの態度はどうなのだろうか。もともとの彼の性格から、たとえうまくいっていてもあんなに普通になれるのだろうか。また彼女まで手にした状態においてももう少しおびえる表現があったり、バレたあとにほっとしたりするところがあった方が、一般人には共感できたのではないだろうか。
コメントする