劇場公開日 2021年11月26日

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「誰しも」ディア・エヴァン・ハンセン アツコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0誰しも

2021年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

誰かと繋がっているはずなのに
時にはそれを見落としてしまい
孤独を感じてしまうことって
誰しもあるのでは。
生きていると
いいこともあれば
受け止めれないかもと思う辛いこともある。
その感じ方の振り幅が
小さい人もいれば、大きい人もいる。

『でも、自分を覆い尽くしてしまうくらい大きく感じている哀しみも
時が経てばちっぽけなことに変わる。』
日常的に多忙の余り、
愛しているはずの息子の気持ちにゆったり寄り添えない
愛していることが上手に伝わらない
お母さんのメッセージに同感です。
誰しも人には見せていなくても
何らかの孤独や苦しみを背負って生きているのです。

また、SNS上で
簡単に同感したり
真実を知りもせずに相手を徹底的に批判したりする
群集心理に怖さを感じました。

エヴァンが時々高校生に見えないことと
映画で伝えた上での更なるエンドロールの最後のメッセージに
少し違和感を感じましたが
いい映画でした。

アツコ