「誰でも妹にしやがって・・・」殺人鬼から逃げる夜 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
誰でも妹にしやがって・・・
クリックして本文を読む
耳の聞こえない母と娘ギョンミが腹を刺されたソジュンを目撃したため連続殺人鬼に狙われるといったシチュエーション・スリラー。せっかく警察に駆け込んだのに、ソジュンの兄がややこしいことに犯人と間違われ、ギョンミは不安な一夜を過ごすことに。
サイコパスがイケメンで知的じゃないと観客は喜ばないんだろうけど、サッとスーツに着替えたり、返り血を浴びた服は着ないという徹底ぶりには恐れ入った。そして韓国映画の特徴でもある警察のマヌケぶりはここでも演じられていた。
地の利はソジュンにあると思って楽観してたけど、商店街の中へ逃亡したときに周囲の人間は全然助けてくれない。手話がわかる人がいなかったのだろうけど、怯えた雰囲気で察してやろうよ。
最後の作戦はそうした無関心なモブたちのために見せつけてやった。ナイフで殺人鬼を刺したと思わせ、自分の腹を刺す。天晴れ!「妹だよ、兄妹ケンカだよ」という頭の回転が速いヤツには予想外の行動に出ればいい。このどんでん返しで溜飲が下がる。痛いんだろうけどね。
コメントする