「彼女は何一つブレちゃいない」グレタ ひとりぼっちの挑戦 sysrさんの映画レビュー(感想・評価)
彼女は何一つブレちゃいない
スウェーデンの若き環境活動家グレタ•トゥーンベリ
最近気候変動問題がものすごく取り上げられるようになった昨今、世界に広く気付きを与えるきっかけになった彼女の人となりを知っておきたくて観にきてみた
一番世の中で喧伝されたのが、2019年ニューヨークCOP25でのあの "How Dare?" っていう強烈な演説と、その往路の移動手段に飛行機でなくヨットを使ったこと
なにも知らずに見ていたたあの頃はえらくエキセントリックな人だなと思ってたけど、アスペルガーだったことも含めていろいろ初めて知ったこのドキュメンタリーで、彼女はそのはるか以前から、何一つブレてないことを知った
逆に、いろんな人達が出てくるけど、彼女を発掘して取り上げることで自分のポジションに活かそうっていう汚れた大人の思惑ばかりがチラチラと見える
この辺のサステナビリティの話の一番ややこしいところは、急いで対応しないと洒落にならないと科学的にほぼ確定されてるのに、今の意思決定者層の多くは将来の顛末に責任を負わないこと
グレタ•トゥーンベリが繰り返し指摘してるのもそこで、若手が意思決定責任を握れるまで待ってる余裕はない、ということ、そいつらを変えるか外すかするために声をあげろということ
だから、この映画の邦題に、"ひとりぼっちの挑戦" ってつけたヤツらはとっとと放逐して更迭すべき、なぜならそれがこの作品のメッセージだから
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