「頑なに」グレタ ひとりぼっちの挑戦 ソルトさんの映画レビュー(感想・評価)
頑なに
ときあたかも日本の次代を考える総選挙も営まれており、早々に期日前を済ませて駆け込んで観てみました。
ニュースのグレタさんをより身近に感じたことは、素晴らしい経験でした。
残念なのは彼女のいろんな国際会議に呼ばれ、より激しい言葉で首脳に迫っても、彼ら彼女はもはや脱炭素のイメージアイドルと化した彼女を、無意識に消費しつくすようなその態度でした。
フランスのマクロンさんに会う前、「各国の首脳には会いましたか?フランスが初めてなんですね」と確認された場面がそれを雄弁に物語っていました。
彼女の顔やしぐさに徒労感を感じたのは、私だけだったでしょうか?
頑なになるしかない、現代の闇を感じた次第です。
そういえば年齢は大幅に違うけれど、わが日本には眞子さん結婚というニュースも流れました。一つのものにこだわれば、言葉も態度も防衛的にならざる得ない。しかし私には彼女たちの物語には現状を打破するすごい力が秘められていると感じます。経済至上の動きに歯止めをかけ、一人一人の個性の発露に重きを置いて、現在という時を見直すべきだと思います。それが私の願いでもあります。
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