「活きの良いジャンル映画かと思ったら」マリグナント 狂暴な悪夢 タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
活きの良いジャンル映画かと思ったら
活きの良いジャンル映画かと思ったら、バシバシ映画的問題意識が詰まった映画だった。観た時にはあーじっくり女性の生き方について考えたフェミニズムホラーなのかな?あれ、透明人間映画かな?、そうでもなく多重人格ものかな?、奇形?、さらには養子映画?、その全てについてYESと答える素晴らしいマシマシ的、フルコース的、足し算的、縦ノリ的映画でした。見所としては、アクションでテネットへのホラーからの回答とでもいうような素晴らしいコペルニクス的展開。ここで肉体を逆にするとんでもないハッタリからイマジナリーラインとはなんだ?という映画的問いかけを自らに課して、そこに力業で回答をだすのが素晴らしい。もしかしたら、これから映画批評とか、映画理論で題材として取り上げられるかもしれない。トリックを示す製作陣の字幕も良い。
コメントする