「"時はすべてを破壊する"」アレックス STRAIGHT CUT 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"時はすべてを破壊する"
一日で二本連続鑑賞する暴挙に出た自分、オリジナルの上映終了後、本作を観る前に体力は消耗で意気消沈してしまい後悔の念が、時間軸が如何だろうとあの地獄のような残酷で悲惨極まりないシーンは必ず訪れてしまう。
予知夢をテーマにした夢の話や二人で戯れ合う場面と哲学が含まれたような三人で語るセックスの会話に伏線が散りばめられている錯覚、全てを絶望と共に果たしてしまった男が存在してしまう恐ろしさ、幸せの中にいる場面の残酷さで終わるオリジナルと復讐は永遠に叶わない三人の無念だけで終わる本作。
物語がシンプルに描かれ分かりやすくなった印象があり三人それぞれのキャラクターに感情移入出来る感覚は増したが、残酷性は高くなる一方で観る側のダメージが余計に負担される結果から逃れられない。
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