「なんだかほんわか」小公女 ユウコさんの映画レビュー(感想・評価)
なんだかほんわか
親もなくビンボーな家政婦ミソが物価高で家賃が払えなくなり住むところを失って昔の友達の家を転々とする。楽しみはたばことウィスキーと、優しい彼氏(漫画家の卵)
貧困の様子がリアル。
途中友達にもなじられるが、ビンボーなのに煙草とウィスキーは止められない。白髪対策の漢方薬も高い。
これらを止めて家を借りて給料のよい仕事を探すという考えはない。自分を曲げて条件のいい男とくっつくということも拒否。自由。
自業自得というべきか?
でも見ていてなぜか彼女の生き方もいいな、と思えてくる。
「セイントフランシス」なら、主人公は望まぬ妊娠をするが、ミソはそれはない。
妊娠、あるいは病気や事故で、この生活は簡単に詰むんだけど、そうはならないファンタジー。
タイトルロールも韓国映画にありがちな、黒バックにただ字だけ、ではなく、少し飾りが入ってるのが可愛らしい。
しかし、なぜ小公女?ミソはもともとはお嬢さんだったの?
つけるなら「家なき子」では?
と思ったら、韓国語の原題が「小公女」なのか…
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