沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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アガサクリスティを彷彿
相変わらずのコンビのやり取りがまた良かった。
ある街で少女が殺された事により、街の人達の中で何かが生まれてしまった。
ある男が殺人犯として浮上する事になる。
その男に恨みを抱く人達が多くいた。
事件のストーリーがどこかアガサクリスティの「オリエント急行」を思わせるなと思っていたら、どんどん思わぬ展開に転がっていくところが面白かったです。
誰かの罪を被っても、その人の心が全て救われるとは限らない。
そう思うとなんだかやるせない気持ちさせられてしまうな。
ストーリーとしては、非常に面白かったです!
ぜひ、続編も期待したいです!
衝撃的だった…
死んでしまった歌手を目指した少女…。死に至った状況がとても辛く悲しかった。
あの時に関わった方が逃げなければとか色々な感情が観終わった後に複雑で悲しい気持ちで一杯だった。母を亡くした時のスレ違いで起こってしまった感情に似ていた。
内容を記載してしまうと先入観で見てしまうからこれ以上は語らないが、悲しいがいい作品。ガリレオはTVシリーズから見ているがハズレが無い。作者が良いのはもちろんだが、それを画像に起こす監督、演出、役者、それに関わる関係者の凄さによる作品。
友人のためなのかな
原作未読です。
ただ、ドラマシリーズ、映画シリーズは見ました。
湯川先生の科学者感が少なかったかな。
友人を助けるためにというような感じなのでしょうか。
全体的にヘビーなストーリーでした。
あの時救急車呼んでれば赤ちゃんも助かったかもしれないのになぁ。
ネタ切れ?
おなじみガリレオシリーズ、主人公が理系の研究者だからトリックは物理化学の凝ったものが定番、本作は液体窒素による窒息死だが納得がいかない。
先ず密室が条件だが同居人の増村でなければ部屋に閉じ込めて窒息死可能かどうかは思い浮かぶ筈が無いけど中卒で廃品回収員だから、湯川先生でもすぐには思い浮かばなかった液体窒素なんて考えつく筈もなかろう。2点目の疑問は被害者の血液のついた作業服が押収されている、これだけ確固たる物証があるのに黙秘だからと言って不起訴、釈放になるなんてナンセンス極まりない。尚且つ、犯人がわざわざ実家に遺体を持ち込むのも不自然、死体遺棄罪の時効を待ってから新村を強請る計画なんて手の込んだ計画を立てられる知能犯にするにはキャスト、演出共に無理がありすぎ。
東野圭吾先生もネタ切れなのか、編集者も大先生には言い辛かったのでしょうが、読者や観客を甘く見ていい加減な話を作るのはどんなもんでしょうかね。
仮想パレードは奇抜で面白かった、ロケは静岡県牧之原市、実際に祭りのパレードは地元でも人気のようで、ボランティアを募って撮影したとのこと・・。
大好きなシリーズ最新作
相変わらず期待裏切らず、です。街ぐるみの‥という意味では99.9と被るなぁとか思ってたけど、99.9のレビュー見返したら真夏の方程式と被るって書いてあった笑 まさか妊娠した子供の父親って‥と残酷な事実を想像したけど、そこまで悲惨じゃなかった。奥さんももっと殺意が前からあって‥とかだったらもうちょっと面白かったかな。てゆーかこんな証拠揃ってるのに黙秘したら無罪になるって、、そんな事あんの?あるとしたら司法大丈夫??不安になったよ。飯尾がこれで賞を受賞したそうで。こんなに自然な演技ができるんですね。意外で見直しました。賞を取るのも納得。エンドロールで懐かしい映像も。それにしても柴咲コウ変わってないなぁ。福山と北村一輝は若っっ!!って思ったけど笑 当時から見てても変化には気づかないもんですなぁ。
予想しやすいトリック+共感しがたい動機=スッキリしないミステリ
終盤二転三転するので、筋が読み切れる訳じゃない。
ただ、街の人々が犯行に関与しそうな事や、パレードの山車が犯行に利用されそうなことは、事件発覚の前から察しがついた。ガリレオの売りである筈の液体窒素の件も、ドアの隙間を見せた時点で予想がついてしまった。
流石に、現在の実行犯が作曲家な事や、動機が妻の殺人未遂(傷害)だった事までは予想つかなかった。ただ、意味ありげに手を握りあうのが伏線がなら、あまりヒントが不十分。湯川が語る「真相」も、後半は証明が困難そうで、可能性の1つに過ぎない感じる。
加えて、作曲家の妻が妊娠を告白した女の子を、気を失うほど突き飛ばしたのはやはり酷い。直後に自殺未遂したとしても、同情の余地が無い。
てな感じで、終盤になるほどスッキリ釈然とせず、作品の評価が低めになった。
1作目の映画がミスリードになる面白い作品
この映画はガリレオ3作目の映画であり、1作目の「容疑者Xの献身」が見事にミスリードになっていて最後まで真相がかき乱された。
容疑者Xの献身は、犯人の男が無垢な親子を守ろうとした為に、最後まで徹底して悪魔を演じるという作品だったが為に、今回も最初からクズ全開の蓮沼にも「裏」があるのでは、と心のどこかで最後の最後まで疑って掛かってしまい、見事に疑心暗鬼を利用された、という感じでした。正義や人情など欠けらも無い、クズはどこまでいってもクズ、を貫いていて、しかしガリレオはそんな犯人でさえも伏線ひとつで見事にその構図をひっくり返してくれるので最後まで油断できない作品です。しかし今回は、まさかの1作目の教訓が湯川先生の中に刻まれており、「私は同じ過ちを繰り返したくない」と言ってくれて、同じ轍を踏むことはなく、途中からは「湯川先生なら大丈夫」という気持ちにさせてくれました。(結局、最後は当事者に真実を伝えて本人の良心に任せる、という流れで「同じじゃん先生…」と思わなくもなかったですが。別の真相を伝えたかったのだから仕方ないか)同じシリーズでも作品の繋がりがないことはよくあるので、こんなにも1作目の後悔を繋いでくれる作品って珍しい。賑やかで暖かいパレードとの対比で、誰も彼もが他の誰かの沈黙に続いて口を閉ざして死の行進をする。犯行に手を染めた人たちが何事もなく普通の生活に戻れている姿は、若干のご都合主義が垣間見えましたが、ガリレオってそこまでリアル突き詰めて気分悪く観たい作品ではないし良かったのかも。湯川先生を見ていると、いつも「こんな大人になりたいな」と趣味の幅を広げてくれるので大好きです。(水炊きに頬を弛めたり、堅物なのに地元のパレードを本当に楽しそうに見物したり、コーヒーの趣味に目覚めたりいちいち渋いです……)
原作の表面をなぞっただけだった
一応ミステリーなので、誰かが殺されて犯人が捕まると言う部分を映さないといけないので、それを最低限拾っただけと言う感じ。
あの描写だけで、被害者の周りの人間があいつが犯人だ!ってなるかなぁ。と言う程に割愛されてる。
まぁ、これは原作からして、被害者女性が世界で活躍出来る実力!と風呂敷広げた割りに彼女のキャラが全然出て来ないで、最後の真相になって、そのキャラが書かれていてミステリーとしてどうなの?って部分が多かったけども。
むしろ、ガリレオ先生が偶然だが、現場の近くで研究していて、自ら事件に関わる理由とかが大事だと思うんだが、そっちもイマイチ。
容疑者Xが上手くまとめただけになぁ。
100点満点!
容疑者Xの献身、真夏の方程式を乗り越えた湯川教授の苦悩が描かれた素晴らしいストーリーと経験を重ねて青臭さが無くなった内海刑事を演じる柴咲コウ、過去を引きずって苦悩し続ける草薙刑事を演じる北村一輝全てが満点!ガリレオの映画版全編を通じて愛や相手を思いやる事から不幸にして行われる殺人と言う犯罪が有ると言う事を考えさされた。犯罪による被害者救済とは何かを改めて考えるきっかけに成る作品でした。
成長譚
DVDで鑑賞
熱心に追いかけている訳では無いのだが、謎解きの面白さをエンタメ化した作品としては完成された作品であることは、"容疑者xの献身"で証明されているので、鑑賞してみた
今作のトリック云々は、ストーリーも相俟って、もう少し攻めても良かったのではないだろうかとは感じる やはりテレビ局発だけに、あまりウェットな内容にはしたくなかったのは理解できるが、犯人と被害者が双方女性であり、その業の深さをどうにかストレートでない形で演出出来ていればもうすこし感情移入、又は殺人に至る動機付けが腑に落ちたのにと思ったのだが・・・
シリーズを通じて主役が少しづつ人間性を会得していく件が今作のキモではないかと思った サスペンスのシリーズ化となるとどうしても斬新なトリックと、謎解きに始終してしまうが、初めから非人間的な超人が、徐々に人間性を受け入れていくというのは非常に興味深い造りである
面白さはあるのですが‥
(完全ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
個人的にはガリレオシリーズの映画では『容疑者Xの献身』が傑作だと思っているので、どうしてもその水準の映画内容を期待してしまいます。
映画『容疑者Xの献身』は、そのトリックも犯行動機も、解決される最後までなるほどと思わせる素晴らしさがあったと思われます。
今作の『沈黙のパレード』では、残念ながら犯人の意外性もトリックの驚きも犯行動機の深さも、そういう点ではそこまでの納得感はなかったと思われます。
これは並木佐織(川床明日香さん)にまつわる犯行に関与した人々を全員、この映画の冒頭で登場させてしまったところに問題があったのだと思われました。
そうなるとこの映画は、並木佐織の殺害や、彼女を殺した蓮沼寛一(村上淳さん)が殺害された謎を解くというより、並木佐織と家族や周辺の人々との関係性の方を中心に描いた映画だということなります。
となると並木佐織が亡くなった経緯や、蓮沼寛一を殺すトリックの大掛かりさとが、並木佐織と家族や周辺の人々との関係性の暖かさと乖離してしまっている(納得感の薄さにつながっている)と思われました。
この映画はあくまで謎解きを中心にし、並木佐織の死体発見場面から始めて、湯川博士(福山雅治さん)が謎を解くという視点から始め、事件に関わる登場人物はその過程で都度現れる構成にした方が良かったのではとは思われました。
俳優陣のお芝居は良かっただけにその点が悔やまれるとは思われました。
犯人が幸せ過ぎる!(苦笑)
とある民家の焼け跡から発見された白骨死体は
数年前に行方不明になった
将来有望な歌手の卵の女子高校生!!
その女子高生殺人の容疑者として浮上したのが
10数年前に少女誘拐殺害で浮上しながら
証拠不十分で不起訴になった男だった!!
この衝撃な出だしから、少々浮世離れしたガリレオ先生の登場と
安定の柴崎こうとのお馴染みの掛け合いが楽しい。
安心して観られる一本ですね。
場所によってはまだ上映しているかも〜〜
で、月に8本ほど映画を観る中途半端な映画好きとしては
表題の通り犯人が幸せ過ぎる!
ガリレオのこれまでの映画シリーズは被害者はともかく
犯人や犯人に纏わる人が結構みんな何かしら不幸で、
その不幸をなんとかしたい思いから起きてしまった事件が多かった。
ガリレオの全てのシリーズが同じパターンである必要は無いけど
基本、ガリレオ先生は事件そのものにはほぼ全く興味がない。
そんなガリレオ先生を事件解決に駆り立てるモノは
科学的に興味があるというトリックの妙と
人の世の理不尽や不条理に突き当たった時に発動される、
一見、浮世離れしたガリレオ先生の中の人情味だったりする。
そこが観ている者に、ガリレオ先生を好きににさせるツボなのかな〜
と私は思っているので、
今回、犯人が結構幸せで、トリックは面白かったけど
最後は〜〜〜なんだかな〜〜〜で終わってしまった。
ちょっと残念でした。
完全黙秘というキーワードのみで物語を紡ぐ
犯罪ものとしては面白いのだが、ガリレオでなくて良かったイメージでした。
そして根本の「完全黙秘」=保釈が本当に通用するのか?その疑念に回答のないままであることも残念でした。
殺人の絡まった紐を解くことに、ガリレオの考察が必要だったのか?も疑問でしたが、15年前の殺人も含めこの本質的な事件の解決への回答がないまま終わることが残念でした。
それなら夫婦が起こしたことを黙秘することがもう一つの回答だったのかもしれないとも感じました。
個人的にあまり好きでは無いです。
劇場版のガレリオは、前の2作を観ていたこともあって、物理学ってよりかは心情描写に重きを置くことは理解していました。
しかし、それにしては物理を捨てすぎかな…と思いました。
致命傷がただの女の喧嘩…
それに、主人公は湯川先生ではなく、警察の草薙です。
ストーリーには常に登場していますが、だからと言って、主人公!と言われて、観たい!と思えるほど、思い入れもないです。
さすがに面白かった。
今回は[草薙の事件]の話ですね。
今更かもしれませんが
テレビシリーズとは別モノですね。
テーマ曲「vs.(バーサス)」が流れて
壁一面に数式書くとか無いし。
(そういえば一度もvs.流れてないですね)
シリーズなので
知ってるキャラが登場してるんだけど
なぜだか新たな物語って感じがした。
今気づいたけど、
いつもの場所、研究室とかが
出てこなかったからかも。
いきなり内海刑事出てきて
岸谷刑事(吉高由里子)から
代わった経緯とかなにも説明ないけど
まったく違和感がなかった。
湯川先生が、
今までは言われていやいや動いてたけど
「元々関係者と知り合いだった」
という言い訳めいたことを湯川先生が言って
自ら動くのがなんか斬新というか
新たな今後を感じさせる。
ストーリーはさすが東野圭吾って感じ!
エンドロールで、
過去の2作も含めた
主に湯川先生のシーンが
モノクロで流れたのが
3作目なんで[3部作でもう終わり]
って感じがしたんですけど
もう、続編ないんですかね?
備忘録
アカウントが不明になり、再作成。
自分の為の備忘録!
またまた久しぶりの映画館!
・安定のシリーズ。映画一作目が何度見ても泣けるから、涙の映画シリーズに期待して鑑賞。
・原作は未読。違う展開を予想してしまっていて、ちょっと、いわゆる2時間ドラマっぽい動機な感じが正直してしまった。
・タイトルなのもあるし、いかにも何かあるっぽいパレードの場面。
・でも、あっという間の130分?さすがでした。音楽の使い方とか本当に上手なのが、フジテレビ系列!
・ドラマで観たい!
全151件中、21~40件目を表示