沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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人間ドラマと推理の絶妙なバランス
冒頭。とある催し。
ほぼ台詞の無いそのシーンだけで
今回登場する人物の人柄や関係性、
空気感が伝わる秀逸な始まり。
結果、傑作劇場版前二作に続き本作も見事でした。
高いハードルを満たす傑作。
本作の素晴らしさは
人間ドラマと推理のバランスの絶妙さ。
どちらかと言えば人間ドラマに
比重を置く演出姿勢に好感が持てます。
推理作品ではトリックの
斬新さや面白さが重視され、
事件を起こす人間の心情が
軽視されることがあります。
本シリーズでは真実が語られるとき、
そこには誰かに対する想いが
時として司法すら無力に思える
人間の切実な思いが感じられます。
やや、都合の良い偶然があっても
それを帳消しに出来るレベルの
人間ドラマと見応えある推理が
とても満たされた娯楽時間を与えてくれます。
そして福山雅治が作品に寄り添い書き下ろした
エンディングに流れる「ヒトツボシ」
感情の弁が崩壊します。切なすぎる名曲。
哀愁滲む表情を観ているだけで
涙腺が刺激されるずん飯尾さんの芝居。
テレビで福山雅治さんが今回の主役と
言っていたのも頷けます。
主役は、北村一輝⁈・・・⭐︎
公開が決まった時から、楽しみにしていた作品。
福山雅治演じる湯川先生は、相変わらずの雰囲気だったし、教授になっていた。
柴咲コウは、TV時代より驚くほど美しくなって、当たり前だが大人の女性。
でも、今作の主役は北村一輝演じる草薙刑事か…
殺された少女の遺族や取り巻く人々の怨みや後悔、その他のことが絡み合って物語は
進んでいく。
原作は未読なので、何とも言えないがラストの20分ほどが余りにも二転三転して
かえって全体の印象がどこに視点があるのかわからなくなってしまった。
だか、やはり湯川教授の物理学からみの推理は面白くて楽しめるし、
内海刑事との掛け合いも相変わらずのテンポ。
それに比べると草薙刑事の苦悩があまりに深くて、最初の登場の際の嘔吐は
やり過ぎか…
全体的には、少し残念…
実に面白い
小説を映画化する意味とは
先に原作を読んでいたが、とてもおもしろかった。
原作を読んでいたので、人物や事柄がイメージでき、いい具合に忘れていた部分もあり、とても楽しめました。
原作を読んでいなくても、楽しめるのでは、という作品だと感じました。
役者の演技もとても良かったと思います。
もう一度、原作を読みたくなる、そんな映画でした。
良かった
冒頭のジュピターの歌声で
かなり心をつかまれました。
オープニングで主要な登場人物の現状が描かれます。
その時点でこの人物はこれからこの物語にどんな風に関わってくるんだろうか、誰がキーパーソンなのかと自分の中で想像が膨らんでストーリーに引き込まれました。
東野圭吾氏の作品は犯人のしたことは決して許されないけど、でも犯行に至る気持ちは痛いほどわかる…みたいな心の葛藤で苦しくなる事が多いけれど、今作はそこまでの葛藤は起こらなかったです。
良くも悪くもわりとサラッと客観的に見れました。
追記
映画公開の翌日にSPドラマ「禁断の魔術」が放送されたことを知りそちらも見ました。
湯川先生登場の時の音楽とか数式をぶわーと書くところ。うわ〜これこれ!とテンションが上がりました。
内容は、どんでん返しはなかったけどハラハラする場面もありかなり面白かったです。
ただ、某政治家の射殺事件が何度も頭をよぎり心臓がバクバクしました…
物理学者じゃなくて名探偵湯川教授
久しぶりでも面白かった、で、泣けた。
湯川と内海のコンビ復活
比較的ミーハーな自分はTVシリーズから好きだったファーストシーズンの迷コンビが復活した事で早速チケットを購入しいそいそと劇場に赴いた。劇場版はドラマと違って犯人側の悲しい結末が多いが、今回は今までとは違い犯人に同情の余地は無いし逆に被害者家族とその周辺の人々が救われていない気がする。被疑者死亡で起訴となるのか?お腹の子供は誰の子なのか?疑問は尽きない。
同窓会だよ、全員集合!
ゾンビランド・ダブルタップほどじゃありませんでしたが、懐かしさで同窓会気分だす!
でもでもでも。
ちょっと待て。何かが違う。ん?んんん?
コレ、メロディがちゃうやんか!
何?昔のドラマ版とは製作者が違うから、まさかのJASRAC対策?
物理の先生による種明かしパートのBGMだけが、残念でした。と言うか、ワクワク気分をぶっ壊すレベルて破滅的に残念w
でも懐かしかったです。科学的なカラクリ解明が殺害方法を解き明かす構成。真相に辿り着くまでの3段階段。寒暖ミックスの先生の人間性。キュートな新米刑事...じゃ無かったか、ここはw
北村一輝と酒匂芳を、そろって連荘すると言うレアな体験をしてしまいましたけど、まあ、コレが。二人が二人とも、振れ幅がデカくてw
冒頭のアマチョロ展開から役者さんの力を感じつつ進む「劇」でした。居酒屋に集まった役者さん、全員良かったのが映画のクオリティに直結してたのは間違い無いと思いました。
良かった。
普通に。
出口夏希に注目
火災現場から発見された遺体は数年前から行方不明だった女子高生のものだった。事件の容疑者は、草薙刑事が以前担当した少女殺害事件の容疑者で、黙秘を貫き無罪となった男だった。男は今回も黙秘を貫き証拠不十分で釈放され、死んだ女子高生が住んでた町に戻って来た。多くの関係者がその男に憎しみを持つ中、町の夏祭りのパレード当日、その男が亡くなった。死因不明のため、草彅と内海は湯川教授にアドバイスをもらいに行った。女子高生殺害の犯人は誰か、死んだ男の死因は何か、その犯人はだれだ、という話。
原作を読んでなかったから、結果に驚かされた。
湯川役の福山雅治と内海役の柴咲コウは変わらず良かった。草薙役の北村一輝の熱演が凄かった。それと、村上淳の悪っぷり、上手かった。
亡くなった女子高生の妹役の出口夏希が清涼感が有って可愛かった。
はっはっは!実に面白い!
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