沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
総合:70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
町の祭りには大量動員しているし、祭り参加者として企画の動きを訓練されているし、美術も次から次へと出てくるし、とにかく金がかかっている。ここが見せ場と力が入っているのはわかるが、それを見せたいがために本筋とは関係のない催し事が次から次に描写されて時間を使いすぎている。退屈だし、いつ話が進みだすのか、早く本筋に戻ってくれと思いながら観ていた。
話の展開も強引で、自分の家族を殺されたことを恨みながら、蓮沼と一緒に住んだ増村は正体を隠し感情を押し殺して同居するのは有能すぎるし、睡眠薬をどうやって手に入れて飲ませたのかも物語に出てこない。管理人室の安普請の倉庫に閉じ込めたらそれで監禁できると考えるのも安易で、安物の扉と鍵など男が暴れれば簡単に破れそうだが、そうはならない。突っ込みどころはそれなりにある。
そして蓮沼が殺されたと思われる事件は、『オリエント急行殺人事件』同様の犯罪事件で犯人は大勢かなと思っていたが、そこからさらに複雑な変化もあり楽しめた。
喜劇でもないのにお笑い芸人の飯尾和樹が被害者の親として深刻な役柄で出演しているのは少し驚いたが、お笑いなしで思ったよりも演技は頑張っていた。
沈黙しない(笑)
タイトルから容疑者が沈黙を貫き、湯川が僅かなほころびを実験により確かなものとして容疑者の沈黙を破るのかと勝手に思ってたんですが、あまりにアッサリと自白があるので、かなり拍子抜けしました。特に最初の恋人の自白はなんでここで自白する?という印象。あそこで自白する理由が見当たらない。二つ目の妻を守るための先生の自白はまだ分かる。
あと、事件が二つあるのですが、15年前の少女殺人事件の説明が薄すぎて、殺害動機も黙秘した理由もいまいち不明確なので、犯人の殺害計画を持ちかけた伯父?兄?の話を今回のメンバーが受け入れる様子がリアルでない。そういう意味では真犯人の二つの犯行の動機も不明確。なぜ15年前の少女殺人をしたのか、今回のは単に新倉の妻を脅す目的しかなかったのか、謎でした。たまたま公園で見かけた殺人(未遂)をネタに脅しをかけることを瞬時に計算していた?もう少しこの真犯人の人物像を描いて欲しいなと思いました。
あー、草薙が苦悩するのですが、第一の事件の描き方、説明が軽すぎて、彼があそこまで苦悩するのもかなり違和感がありましたね。
湯川先生の登場も唐突だし、実験もそれ本当に警察だけで考えつかないの?というレベル。湯川先生がいなくても草薙、内海が解決しておかしくないんじゃないかと思う。湯川先生の存在意義が問われる=この映画の意味は?となるので、かなりガッカリでした。
密室で窒息死なので、物理的に首を絞めたりせずに争うことなく酸素を断つ方法を警察が思いつかないとは思えません。
多くの方々が高い評価をしているので、見逃していることがあるのかと二度目の鑑賞でしたが、ヤッパリあまり良い印象はいだけませんでした。
ガリレオシリーズの劇場版3作目。 色々な人の思いが錯綜し真犯人にた...
ガリレオシリーズの劇場版3作目。
色々な人の思いが錯綜し真犯人にたどり着くまでの推理が純粋に楽しめる。
主演陣も円熟味を増す中、助演陣がいい味を出している。
また新作あれば楽しみにしたい。
エンディングで過去映像流れてたが福山雅治の容姿があまり変わってないのスゴい。
主演は福山雅治だろうが、 主役は草薙刑事や内海刑事、容疑者グループだと思った。 このシリーズは今後もこういうスタイルで行くのかな。
動画配信で映画「沈黙のパレード」を見た。
2022年製作/130分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2022年9月16日
福山雅治
柴咲コウ
北村一輝
飯尾和樹
戸田菜穂
田口浩正
酒向芳
岡山天音
川床明日香
出口夏希
村上淳
吉田羊
檀れい
椎名桔平
東野圭吾原作
歌手を目指していた女子高生(川床明日香)が遺体で発見された。
有望な人材だった。
見ていて序盤からいやな気分だと思った。
事件の容疑者、蓮沼(村上淳)はかつての少女殺害事件の容疑者で、
裁判で無罪となった男だった。
最初の事件で担当者だった
草薙刑事(北村一輝)がこの事件も捜査することになった。
夏祭りのパレードの当日、
別の事件が起こる。
難解な事件で内海薫(柴咲コウ)は、
物理学者・湯川(福山雅治)に捜査の応援を頼んだ。
湯川がなんとなくテキトーに言ってみたような見解が
実は的を得ていた。
単独犯ではありえない。
容疑者グループは蓮沼に恨みを持つ者たちで間違いないだろうが、
東野圭吾原作らしくちょっとひねってある。
主演は福山雅治だろうが、
主役は草薙刑事や内海刑事、容疑者グループだと思った。
このシリーズは今後もこういうスタイルで行くのかな。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
モヤモヤ
最初のつかみは良かったが途中グダついてしまったように感じた。草薙のシーンでせっかく引き込まれたのに、復讐する遺族たちの緊張感のなさで、台無しになってしまった。
佐織が輝いたあのパレードの日、会場を利用したこにどうしても納得がいかない。なぜその日を、思い出を汚すことが出来るのか理解し難い…
うーんを改め
レビューを書いていたんだと気がつき、アマプラで観返す。
評価は容疑者Xの献身<真夏の方程式=沈黙のパレードに変わりました。
でも、何故新倉留美にたどり着いたのか、初対面のはずの留美が見せたほんの少しの蓮沼寛一への違和感だけでは根拠が薄いんじゃないかと思いました。
昨今の科学の現場では非常にエビデンスが重要視されているだけに少し違和感を感じました。
でも、やはり悲しさが怒涛のごとく押し寄せる映画でした。2回目を観るべき映画だと自分は思います。
あと、やはり柴咲コウだなぁと。深く重く。
ポスターにはガリレオ最高傑作とありましたが…
どういう気持ちでお店に来ていたのか理解出来ず、もしかしたらその心情などが原作には表れてるのでしょうか?
自分的には、沈黙のパレード<真夏の方程式<容疑者Xの献身ですね。
家に帰ってから両方見直しても変わらなかったです。
関係ないですが、サスペンスとか好きなんですが、最近は被害者が可哀想で辛くなります。
これはガリレオなのか??
待ちに待ったガリレオの最新作という事で視聴したが湯川先生が変わりすぎていてこれがガリレオなのかという印象、10数年経過しているので人間的成長するという理屈はわかるがドラマ版や映画であれだけ事件の解決には興味がなく現象の解明にしか興味がなかった湯川が親友草なぎのため行きつけの居酒屋の家族のために働きまくる、事件や人に興味はないが物理的現象に興味があるというガリレオの幹がブレにブレまくってるという印象。えっ?この人本当に同一人物?というくらいにw
殺害トリックもめんどくさい手法の割に湯川の最初の見立て通りのトリックで始まって1時間で解決されるのもうーんという感じ
自分が1番しっくり来ないのは菊野商店街の人たちが全然感情移入できなかったことです、あれだけ最初にみんなから愛されいい子として描かれた佐織も自分の勝手な妊娠で歌手をリタイアしようとしお世話になった音楽家の奥さんに嫉妬してると悪態をつくとかひどすぎないっすかw
彼女が歌手になるために頑張っているのに避妊もしない智也。
旦那と恋愛関係であるわけでもないのに嫉妬し暴行を働く留美。旦那さんが自分がしたと思い込んでる殺人が契機になって警察に捕まってしまったのに何事もなく豪邸で暮らしてるとか無理がある。
自分の娘を殺した憎き犯人から真実を聞ける最大のチャンスが来たのに関係性も何もない客の腹痛で計画を取りやめる祐太郎。全てがえっ?そんなことなるかと違和感だらけ!
容疑者Xの献身はDV旦那を殺してしまう動機もそんな母娘を守るために殺人を犯してしまう動機も理解できたが真夏の方程式も沈黙のパレードも身勝手すぎて全然感情移入ができませんでした
北村さんやずんの飯尾さんなど役者さんの演技はいいのに穴や行動原理に無理がありすぎて微妙過ぎる作品になってます
観たらわかる、いつものやつやん
派手な実験はなくても満足
主人公は教授になったせいか、堅実に科学的な謎解き真実を。人間関係と愛情の交錯、東野ワールドと安心のキャストでしっかり楽しめるかな。キャストの才能のぶつかり合いという面でも悪くない。
物語の展開で一番のヒットは酒匂さんの役だな。
いろいろ詰め込みすぎて中途半端かな
タイトルなし(ネタバレ)
今回はなんと、天才物理学者が数式を使わず人の心の動きから論理的にミステリーに取り組んでいった。人間の心の葛藤の機微が繊細に描かれているように思った。複雑な心境になった。
基本的に面白い ただ少々やりすぎ感がある
しばらく前に見た作品だったが、まるで内容を覚えていない。
地上波を録画したのを再度見た。
関東で行方不明になった女子高生サオリ。数年後九州の火災の焼け跡から2体の遺体が見つかり、その一人がサオリと特定された。
もう1体は蓮沼の母。蓮沼は15年前に起きた幼女殺害事件の容疑者だった…
この作品は「オリエント急行殺人事件」の型を使い、アレンジを加えた作品だ。
犯人を憎むのは家族だけではない。これが集団で連携し犯人を断罪するという計画を立てることになる。
面白いのは、現代の日本で警察などに対する不信感から司法に成り代わって犯人を断罪するという方法を、半ば拷問気味に「白状させる」手段を用いようとしたという観点だ。これなら誰もが納得できるプロットだ。
実際には犯人と思しき蓮沼は、何故か何者かに「殺害された」のだ。
似たような計画を立てていた仲間たちは正直狼狽えただろう。しかし誰もやってはいないはずだ。
白状させる計画 そのために仕組んだこと その関係者 計画と異なる結果…
関係者誰もがキツネにつままれたように思っただろう。計画通り関係者全員にアリバイもあるのだ。当然警察は起きた事実、つまり殺した人物にターゲットする。
作品が秀逸なのは、関係者全員が基本的に善人で、サオリの恋人に警察の尋問が及ぶと彼は「自分が殺した」といったことで、実際に殺害した朝倉の夫が「自分がやった」と正直に名乗り出るというプロットだ。庇いあいの中でほころびが出たのだ。
また、作品としての面白さは、朝倉もまた妻を庇っていたという点だ。
そしてそこに登場するのが我らが湯川先生だ。朝倉の妻は殺していないことを推理する。
脅迫するためすぐさま死体をトラックに乗せ、遺体を隠したが、死んでいなかったので頭に一発かましたというわけだ。
そして真犯人はやはり「蓮沼」ということで決着する。
これによって、司法は朝倉の夫だけを裁くことになる。一件落着。
基本的にとてもよくまとまっている。美しくもあり、完璧な作品だ。
しかし、
まとめすぎている。まとまりすぎている。善と悪がくっきりしすぎている。
最終的に「なんでもなかった」ような感覚になってしまい、記憶が薄れ、つまらないように思えてしまう。水みたいにうまい酒。水にしか思えないのは「旨い」のか?
ここが残念だった。
このように人の心が大きく揺れ動かされる出来事には、割り切れない「余り」が必要だと思う。
視聴者に考えさせる「何か」を与えて欲しかった。
そういう意味で面白かったのが「真夏の方程式」だ。「あの少年がいつか成長した時、『あの時僕は何をしたんだろう?』」湯川先生のあの言葉は今も耳に残っている。
序盤から不穏な空気、不審な町民達 ミスリードかと思いきやストレート...
序盤から不穏な空気、不審な町民達
ミスリードかと思いきやストレートにサスペンスでどう展開していくのか楽しめた
自分の中では中盤の椎名と北村の取り調べがピーク
北村がさまざまな事で葛藤し、悩み、だめだと分かっていながら椎名の供述を無理矢理受け入れて丸く収めようとする刑事である前に1人の人間であるという一面が好きだった
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