素晴らしき、きのこの世界のレビュー・感想・評価
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【”古来から菌類は、あらゆる生物を分解、再生し、地中から優しく地球を支え、救って来た。”知的好奇心を物凄く満たしてくれる、目から鱗のキノコドキュメンタリー。】
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ー 物凄く面白いドキュメンタリー映画であった。
恥ずかしながら、古来から菌類が地球上で果たして来た役割を少しだけであるが、理解できたし、今後の人類にとって、菌類が如何に大切な存在になって来るのかも、良く分かった。ー
◆感想(というか、今作を観て学んだ事。ビックリした事。
暗記した内容なので、誤謬があればご指摘を・・。)
・ペニシリンが出来た由来。
ー 菌類の研究から抗菌剤として、フレミングが発見し、お陰で第二次世界大戦中、多くの兵士の命を救ってきた事。戦争映画でも、銃弾に倒れた兵士にペニシリンを打つシーンを沢山見て来たなあ・・。ー
・マジックマッシュルームからキノコに含有される幻覚剤、シロシビン。
ー シャーマンが使っていたが、最近では、抗鬱剤としても利用されている事。そして、人間が作った抗菌剤は飲み続けなければいけないが、シロシビンは人によっては鬱を無くす場合もある事。
大学時代から、山で食料が無くなった時に、笑い茸を食べておいて良かった・・。ー
・カワラタケが、ステージ4の乳癌を分解してしまった事実。
ー ”Ted”でのシーンが、雄弁に物語っている。ー
<地球には、現在発見されているだけで、150万種類の菌類が存在するそうである。
彼らのお陰で、生物は分解、再生を繰り返して来た歴史。
そして、環境問題解消にも寄与する可能性がある事も、示唆される。
コロナ特効薬が、菌類から出来ないものだろうか・・。
美しい、キノコの数々の映像にも、癒されましたし、知的好奇心を、大いに満足させてくれる作品でもありました。>
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