「辛さを乗り越える強さ」流浪の月 カルヴェロさんの映画レビュー(感想・評価)
辛さを乗り越える強さ
私もポーの詩のような子供だった
漫画やアニメを見たりはしていたけどどこかいつも冷めていた
好きだったものはいつも皆んなとズレていた
感情を表に出している時はいつも装っていたのだ
しかしそんな私でも強く思ったことがある
あの傲慢で横柄な兄にだけは我慢がならなかった
と言っても逆らえばコテンパンにされてしまうので我慢するしかなかったのだ
今それが心の傷になっているかというとたぶん何とも思ってない、今では仲良く兄と話せるし蟠りはない
だから心の病のキッカケは体験しているけど元来深く考えない忘れっぽい性格なので悩み苦しむといったことは全くないのだ
座右の銘を付けるなら「寝たら忘れる!」になる
この作品の人達は皆悩んでいる
まるで人は悩むものなのだと言わんばかりに悩み人が多い
そんな中でホッとできる場面がある
アンティークのオヤジさんとの会話だ
バカラのグラスの時のこと
ほんの少しのお父さんとの思い出がちらり
「物も人も一緒だよ、出会って別れてまた出会う」
とオヤジさんはいうのだ
まったくだ、リアルでもネットでも物でも人でも映画でも何でも出会いがある
もしかしたら毎日出会っているのに自分が気がついた時だけ特別な出会いだ〜などと思うのかもしれないけどそれはそれで良いと思う
この作品との出会いにも感謝します。
コメントする