「彼は幼児愛者だったのか」流浪の月 hatさんの映画レビュー(感想・評価)
彼は幼児愛者だったのか
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李相日らしく見終わった後に考えさせる作品。
同僚の娘を預かるシーン。あそこだけ文が凄く普通のいい顔してて。150分中あそこだけ。
やっぱり?と思わされるシーケンスで最後までずっと引っかかってたけど、あれは絶対に手に入れることができない「普通」だったのだろうかと思うといたたまれない。
コンプレックスを曝け出し、受け入れられ、文はあの笑顔を見せているだろうか。
追記
ロリコンかどうかだけど、文の解釈の通り「大人の女性を愛せない(秘密を受け入れてもらえないから)」が正解で幼児しか愛せない性癖とは今作に関しては違うかな。
更紗だけ成長してしまった旨のセリフや実家のエピソードから自己認識として精神的な成長は止まっており、更紗に対する想いは純愛だと思う。
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