「人の毒々しいところを丁寧に捉えた作品」流浪の月 C0mariさんの映画レビュー(感想・評価)
人の毒々しいところを丁寧に捉えた作品
つい目を伏せてみないふりをしたくなるような、どろどろした部分は、人間みんなが多かれ少なかれ抱えている。
文と更紗はをそのでこぼこがちょうどはまった二人で、その二人の微妙な関係性を丁寧に描いていた。
本屋大賞を映画化ということで、この毒々しさはなくして万人受けする形に持っていくかと思いきや、いい意味で裏切られました。
闇は毒々しく、でも光はさわやかにロマンチックに。そんな映像が素敵だった。
原作で月が綺麗ですね〜のようなくだりがあったか忘れてしまったけれど、二人がそれぞれ月を見てお互いを想っていたり。
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