「濃密な2時間半、ずっとウルウル。」流浪の月 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
濃密な2時間半、ずっとウルウル。
久しぶりのすずに多部ちゃんも出てる。パラサイトの撮影監督にも興味があり期待度MAXで着席。
10年前の少女誘拐時間の加害者と被害者の話しなので、ストックホルム症候群的な流れかと思っていたら、全然違ってました。
うちに帰りたくない更紗(さらさ)を、自分ちに保護してあげる優しい文(ふみ)。お話としては優しい行動だけど、一般的にはロリコン誘拐事件になる。その上、更紗も文も真実を話せなかったので、世間は事件を誤解したまま。そして年月が経ち、大人になった2人が再会することに。お互いにお付き合いしている人がいて幸せそうな感じだったのに、横浜流星君演じる更紗の彼氏はDV野郎だし、多部ちゃん演じる文の彼女は、彼が誘拐犯だった事も知らされていなかった。果たして2つのカップルはどうなるのか??そして過去に縛られ続ける2人の精神状態の厳しいのなんのって。辛かった〜。
過去と現在を行ったり来たりする苦手な展開だけど、とても分かりやすくて良かった〜。
人はそれぞれが事情を抱えて生きているし、なかなか変われない。人は人自分は自分。幸せの形って難しいな。
すずのラブシーンも初めて観た。とっても良かったです。
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