「脚本だめかな」流浪の月 やや、いんこさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本だめかな
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もともと原作ファンだったので、初日初回を見に行った。脚本次第で主演女優賞も取れる作品だとワクワクしていた。
結果脚本が弱かった。予習せずに見に行った客は理解できたのか不安になった。
更紗の性格が自由で干渉しない親のもとで育った事や、親戚の家での息苦しさ(性暴力以外の)を感じて生活していたこと。家に帰ることへ限界を感じていた部分が抜け落ちたりサラッと流していたりするので仕上がりが全体的に暗く、更紗のおちゃめな部分が本当の自分で、文と居るときにしか自分が出ないという心の描写が欠けている。
役者は頑張っているが話のポイントが押さえきれていなくてがっかりした。
警察に「洗脳されている」として話を聞いてもらえず悪い方向にしか進まなかったり、生きづらさを出してほしいところがサラッと流されてしまった。
広瀬すずの主演女優賞はないな。と感じた。残念。
横浜流星の描写に関しては細かく理解でき、演技も良かったので賞も取れそうだと感じた。
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